広大な山々が魅せる秋景色。鳥取の絶景「紅葉」スポット5選
北には日本海の荒波、南には中国山地の雄大な山々が連なる鳥取県。豊富な海と山の幸に恵まれた食や、鳥取砂丘などのダイナミックなスポットはもちろんのこと、大自然が織り成す四季折々の美しさも鳥取県の醍醐味です。
秋には、大山に代表される中国山地の森をはじめ県内の名所が次々と色づき、紅葉の名所があふれ返ります。今回はそんな鳥取県で一度は訪れてみたい、珠玉の紅葉スポットを5カ所ご紹介します。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
芦津渓谷
例年の見ごろ:10月下旬~11月上旬
悠久の歴史を感じる巨木が生い茂る森のなかに走る、智頭町の大渓谷「芦津渓谷(あしづけいこく)」。
氷ノ山後山那岐山国定公園の一部を形成し、21mもの高さがある「三滝」をはじめ、「水源の森百選」にも選出された清らかな水が、美しい川や急流、浅瀬などで輝きます。
秋の絶景となるのは、渓谷を囲むように連なる天然杉やトチ、ミズナラ、ブナなどの原生林。色鮮やかな紅葉の森と流れる水の音に身を任せると、心が癒されてゆくのを実感できるほど。三滝ダムへと出ると、ダム湖の水面に反射する紅葉も見ることができます。
周辺は「中国自然歩道」と名付けられ、歩きやすく整備されているのも魅力。トレッキングやキャンプ、釣りなどのアクティビティも大いに楽しむことができますよ。カフェや休憩所もあるため、紅葉狩りにぴったりの名所です。
- 芦津渓谷
- 鳥取県八頭郡智頭町芦津
- 0858-76-111(智頭町総合案内所)
- 鳥取県公式サイト-芦津渓谷のみち
三徳山
例年の見ごろ:10月下旬~11月中旬
断崖絶壁に建てられている国宝「投入堂」が、この世のものとは思えない驚きの光景を見せる「三徳山(みとくさん)」。標高899.6mの山全体が境内という神秘の場所で、国の名勝・史跡に指定され、古くより霊地としても崇められてきました。
例年、10月下旬ごろから紅葉が始まる三徳山は、舞台が山というだけあって、登山が伴う紅葉狩りとなるのがポイント。本気のトレッキングに勤しみながら見る色鮮やかな山々と、そこかしこに姿を現す寺院の姿と、絶景に次ぐ絶景は圧巻です。
皆成院には宿坊があり、宿泊し精進料理をいただくことも可能。麓まで下ると、天ぷらや山菜がたっぷりの絶品そば・うどんを味わえる「谷川天狗堂」や「みとく苑」があり、歩き疲れた身体を癒すことができます。
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- 三徳山三佛寺
- 鳥取県東伯郡三朝町三徳1010
- 入山料(本堂まで)大人400円、小中学生200円
- 参拝登山は雨天積雪時は不可となります。例年12月〜4月ごろまで。
- https://www.mitokusan.jp/
大山寺
例年の見ごろ:10月下旬~11月上旬
中国地方を代表する山「大山」の中腹にあり、奈良時代より由緒ある霊場として僧侶たちが修行を行ってきた「大山寺(だいせんじ)」。「日本百名山」「日本百景」に選出されるほど美しい景観を誇る大山のなかでも、大山寺周辺はとりわけ美麗な光景を見ることができると評判です。
国の史跡である境内をはじめ、建築の多くが重要文化財や登録有形文化財に指定されているなど、約1,300年の歴史を持つ大山寺と紅葉のコラボレーションは格別。
大山そのものも、およそ3時間ほどで登山が可能なため、あわせて楽しむこともできます。
足を伸ばして、見事な参道や石段のある「大神山神社」や、宝くじの当選率が上がるといわれる「金持神社」、800mほどの標高がある「鍵掛峠」などをめぐり、身体中にパワーを受け取って帰るのもおすすめです。
- 大山寺
- 鳥取県西伯郡大山町大山9
- 基本志納額:大人300円、子ども200円
- http://daisenji.jp/