旭山動物園よりおすすめ?アクセス抜群の「のぼりべつクマ牧場」徹底レポ
まずはオスのエゾヒグマがいる「第1牧場」へ。東アジア最大級の陸上動物ならではの体格を持つオスたちは迫力満点。
毎年5月〜7月の発情期間にはそれぞれのクマが頂点を目指して奮闘する「ボス争い」を繰り広げられ、「ボスグマ」には風格が漂っています。
公式ホームページでは毎年の「ボス」が誰になったのか、どのような戦いが繰り広げられたのかレポートされているので、チェックしてから訪れてみると楽しいかもしれません。
早速おやつをちらっと見せると「おやつアピール」がスタート!1頭1頭別々のアピールをしてくる可愛いギャップがたまりません…。
愛らしい肉球を見せて「お〜い!こっちだよ〜」と手を振るクマも!お気に入りのクマにおやつを与えてみてください。投げ込まれたおやつを器用にキャッチする姿もとても可愛いですよ。
続いては恐怖心を煽るようなネーミングの「ヒトのオリ」へ。読んで字のごとく人間が檻に入っているような構造となっており、同施設で1番近くでクマを観察できます。
恐る恐る薄暗い道を抜けて檻に向かいます。
檻に到着すると早速檻の外をクマ達が取り囲んでおり、自分が狙われた獲物になったような体験も。窓枠に設置された器具でおやつを押し出して与えることができます。
この距離感で見るクマは迫力満点です。あまりの近さで小さな子どもは恐怖で泣き出してしまうこともあるのだとか…!
先ほどとは打って変わって高圧的な「おやつアピール」で、窓枠に手をかけて乗り出してくるクマも。こんなに近くでクマを観察できるのはとっても貴重な体験になるはず。
毎年ボス争いが行われるほど、上下関係が厳しいクマ界。ボスがおやつをもらっている間、格下のクマは柵の外で羨ましそうにこちらを見つめていました。
こういったクマの習性を観察できるのも楽しいポイントです。タイミングが合えばクマとセルフィーもできるので、思い出作りに撮影してみてはいかがでしょうか。
続いてはメスのエゾヒグマがいる「第2牧場」へ。オスと比べると小柄で非常に活発なメスたち。2本足で立ち上がったり、クルクル回ったり、寝そべったりと個性豊かなポーズで迎えてくれます。
動きが活発な分、器用に木に登ったり遠くに飛んでしまったおやつを取りに行ったり、オスとは違う賢さをじっくり観察することができます。
同施設では来園者によるメスグマの人気投票を行なっており、エリア内には飼育員の愛情たっぷりのPR展示が。
投票上位7頭については「NKB(N:のぼりべつ K:クマ B:牧場)総選挙」の「神セブン」メンバーとしてオリジナルクリアファイルやポスター等で1年間活躍していきます。あなたの「推しクマ」も見つかるかもしれませんよ。
他にも敷地内には多数のフォトスポットがあったり、アヒルレースが行われたりと盛りだくさんで大人も子どもも楽しめます。
中心部にある「クマ山ステージ」では、エゾヒグマの「丸太渡り」や「餌探し」など、エゾヒグマの身体能力を紹介するステージが開催されます。午後1時〜と午後3時〜の1日2回のみの開催なので、時間を合わせてみてください。
帰るころにはすっかり個性豊かなクマたちに魅了されること間違いなしです。
特に前述の「神セブン」メンバーに関してはおみやげ店でオリジナルグッツも販売されているので、帰る前にチェックしてみてくださいね。
「のぼりべつクマ牧場」では、普通の動物園では体験できないクマたちとの触れ合いを楽しむことができます。大自然のなかでのびのび生活するクマたちに癒されるかもしれません。
朝早く札幌を出発し、同施設を楽しんだあとに周辺の温泉を満喫、ディナーはススキノで…という贅沢プランもこの移動距離なら可能です。
北海道旅行でどこに行こうか迷っている方は、ぜひ「登別」エリアを訪れてみてはいかがでしょうか?
- のぼりべつクマ牧場
- 北海道登別市登別温泉町224番地
- 0143-84-2225
- 登別温泉バスターミナル
- 大人 2,592円、小人 1,296円、他(ロープウェイ料金込)
- 2021年2月15日(金)〜3月19日(金)は休業 ※年により異なる
- 9:30〜16:30(最終入園15:50)
- 公式サイト
- 休園日、開園時間については状況により変更の可能性あり
- image by:遠藤チサト
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- ※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。