いま最も行きたい癒しの穴場も。日本全国の人気「温泉」ランキング
第4位 白浜温泉/和歌山県
第4位は「万葉集」や「日本書紀」にもその名が記されている和歌山県の「白浜温泉」がランクイン。
日本屈指の名古湯として1350年もの歴史を刻み、「日本三古湯」のひとつに数えられ、斉明天皇・天智天皇・持統天皇などの錚々たる歴代天皇が訪れたという伝承も。
「熱海温泉」「別府温泉」と並んで「日本三大温泉」と評されたこともあり、その効能はお墨付き。
真っ白の砂浜が絶景の「白良浜」が海水浴場としても人気を集め、古き良き旅館や民宿からリゾートホテルまで、宿泊施設も充実しています。
波打ち際や混浴の露天風呂などユニークな日帰り風呂や足湯などが豊富にそろい、宿泊せずとも大いに湯めぐりを満喫できるのも魅力。オートキャンプ場もあり、温泉地としての訪問以外にもさまざまな観光が楽しめます。
動物園・水族館・遊園地がすべて合体した和歌山を代表する大人気テーマパーク「アドベンチャーワールド」では、2020年11月にパンダの赤ちゃんが誕生し話題沸騰。海の幸を生かしたグルメも目白押しで、度々訪れたくなる魅力が詰まった温泉地です。
南紀勝浦温泉
白浜温泉からは車で約2時間ほどの場所に位置し、和歌山県那智勝浦町にある「南紀勝浦温泉」。硫黄泉、塩化物泉など豊かな泉質が特徴的で、太平洋の沿岸部に沿うようにホテルや旅館が集まっています。なかには唯一の交通手段が船という、島や岬に位置する宿も。
また、同エリアには熊野那智大社の別宮・飛瀧神社のご神体として古くから人々の畏敬を集め、世界遺産に登録されているパワースポット「那智の滝」があります。
滝は高さ133m・銚子口の幅13m・瀧壺の深さは10m以上ある巨大さで、その落差は日本一を誇るほど。付近一帯は吉野熊野国立公園特別地域にも指定されています。
龍神温泉
「龍神(りゅうじん)温泉」は、和歌山県田辺市龍神村にある温泉です。白浜温泉から車で約1時間ほどの場所に位置し、美肌効果の高い泉質で「日本三美人の湯」のひとつに数えられています。
弘法大師が難陀竜王のお告げによって開湯したという伝説も残されている歴史深い温泉地です。
また、江戸時代には湯治を行うために紀州藩の藩主によって上御殿と下御殿が作られます。現在ではそれぞれ旅館となっており、1999年10月に上御殿の建物は国の登録有形文化財に登録されました。