【あるある】上京して驚いた、関東と関西の違い10選
4. 線香花火
数年前に日本経済新聞の記事を読んでいたら、関東と関西で「線香花火」の特徴が違うと知りました。その通り、東西で線香花火は違っているとの話。
関東で生まれ育った人からすると、線香花火といえばカラフルな紙で先っぽに火をつけ、光の球を最後まで落とさないように見つめて楽しむといったスタイルが自動的に思い浮かぶはずです。
筆者は現在、富山県に暮らしています。富山でも線香花火は関東と同じです。しかし、かつて関西の線香花火は、関東の線香花火とは異なっていたのだとか。
残念ながら国産の線香花火をつくる会社が減っているため、現在は東も西もない状況になりつつあるそうですが、関西の線香花火は素材がわら(わらの硬い芯の部分)で、先端の火薬に火をつけたら、斜め上に向けて楽しむスタイルなのだとか。
福岡県にある筒井時正玩具花火製造所では、いまだにこの関西風の線香花火を自社生産しているみたいです。この夏は見聞を広げる意味でも、関西風の線香花火を関西以外の人たちも楽しんでみるのも、オツかもしれません。
5. 食パンの薄さ
朝食や小腹がすいたときはもちろん、食卓のお供として知られる「食パン」。実は、この食パンも関東と関西で厚さの好みが別れるのだとか。
例えば、関東では「6・8枚切り」、関西では「4・5枚切り」が主流です。もちろん人それぞれの好みはありますが、関東のほうが薄く、関西のほうが分厚いのです。
ちなみにパンの消費量が日本一になった京都出身のかたによると、「食パンは一斤で買って自宅でカットする」ことが多いのだとか。関西のなかでも好みの厚さが分かれるのかもしれませんね。
6. いなり寿司
続いては、「いなり寿司」について。甘辛く煮た油揚げに、お酢であえた酢飯を詰めた身近なお寿司のひとつですよね。このいなり寿司、関東では「俵型」で関西では「三角形」が主流です。
また、呼び方も東西で違いがあり、関東では「いなり寿司」、関西では「お稲荷さん」と呼ばれています。
関西風の「おいなりさん」と聞くと、神社を思い浮かべるかたもいるかもしれませんね。
ちなみに関東では油揚げを横半分にカットして作るのに対し、関西では斜めの対角線上にカットすることから、このように形の違いが生まれたそうです。