日本のビールはどれが好き?海外とどう違う?外国人のみなさんに聞いてみた
2. 日本のビールは飲みやすくておいしい
今回、お話を聞いた外国人のかたからは「日本のビールの味が好き!」という声もたくさん聞かれました。
在住歴1年のフランス人女性は、こんな好印象を持っている様子。
「本場ドイツのビールに比べると劣るところもあるかもしれません。でも日本のビールはフランスのビールよりもコクがあるし飲みやすいところがいいです」(フランス出身)
ほかにもたくさんの好意的な感想が聞かれました。
「アメリカのビールよりもキリッとした味わいで喉越しも最高!飲み口が爽やかっていうのかな。とにかく日本のビールは飲みやすくておいしいんですよね」(アメリカ出身)
「デンマークはたくさんの国のビールが流通しているけど、母国でも日本のビールは人気が高いです。日本にきて初めて『サッポロ黒ラベル』と『エビス』を飲んだけど、デンマークのビールよりも味がしっかりしていて飲みごたえがあると思いましたね」(デンマーク出身)
「母国と比べると種類は少ないけど、最近多くのバーで『クラフトビール』が飲めるようになったのがうれしいです。度数は低めだけど、味も濃いし風味もあるのが多いですね」(フィンランド出身)
アンケート結果を読んでいて気になったのが、この「味が濃い」というワード。では、他国のビールはどんな特徴があるのでしょうか。
4. 母国のビールは味が薄い…
日本のビールを飲んで「濃い!」と感じることもあるようで、韓国出身の女性からはこんな意見がありました。
「日本のビールは味がしっかりしていて、後味もいいので何杯も飲めてしまいます。母国のビールも好きですが、日本のビールを飲んだあとに飲むと水っぽく感じてしまうんですよね…」(韓国出身)
韓国でも日本と同じようにスーパーやコンビニで気軽にビールを購入することができます。以前は日本のビールと比べると麦芽比率が低かったため苦味が少なく、味が薄いと感じるといわれていました。
現地では、「CASS(カス)」や「hite(ハイト)」などの銘柄が有名ですが、ここ10年近くは日本のビールが人気を集めているみたいですよ。
また、香港出身の男性もこのように母国のビールの様子を教えてくれました。
「香港のビールは味が薄くて飲みやすいけど、ビールを飲んでる実感がないんだよね(笑)」(香港出身)
ビールの味が薄い理由はそれぞれですが、香港のビールはアルコール度数の低さ(平均3%)が理由といわれています。
もちろんこれらすべてが薄く感じる理由ではありませんが、時代とともに好みの味が変わってきている様子。例えば、香港では「クラフトビール」が人気を集めており、さまざまなブルワリーが点在しています。