夏に行きたいのはどこ?注目を集める国内&海外「旅行先」ランキング
全世界を震撼させた新型コロナウイルスの流行。2021年の半ばに差し掛かってもなお完全終息が見えず、旅行業界においては現在も苦しい状況が続いています。
そんななか、2020年と2021年の「旅トレンド」には、どのような変化が起きていたのでしょうか。
この度、宿泊予約サイトであるBooking.com(ブッキング・ドットコム)が、7~8月を予定して検索した旅行先を分析し、ランキングとして発表しました。
現在のリアルな人気状況について、その結果をチェックしてみましょう。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
旅行先の検索は、ほとんどすべてが国内の都市に

2020年、そして2021年の国内における「7~8月 検索数ランキング」を見てみると、ともに1位は「東京」が獲得。
コロナ禍にも関わらず、トレンドの何もかもが集まる首都・東京の人気は相変わらずといえそうです。
注目したいのは、上位トップ10の中に4カ所も「沖縄」からの地域が入っているということ。コロナ禍で「密」を避けた行動が重視され、屋外で過ごすことに人気が集まっているのも、自然の多い沖縄が人気の獲得する一因かもしれません。
また、2021年は「京都市」「札幌市」が1ランクアップする一方で、「大阪市」と「福岡市」が4ランクダウン。
歴史上の名所が多い場所をはじめ、王道といえる観光都市が多く検索されているということがわかりました。

続いて、海外を含めたランキング結果を見てみると、なんと2021年はトップ10のすべてが日本国内という結果に。
新型コロナウイルスの流行により、海外旅行がほとんど不可能な状況に陥っていることが、最も大きな理由と考えられています。
2020年のランキングでは、トップ10のうち7つを「ベトナム」が獲得。その理由として、2020年4月のデータ集計時点でベトナムの新規感染者数が非常に少なめで、入国制限も緩和されていたことが挙げられています。

続いては、海外のみの検索ランキングをチェック。行けるか行けないかは別として、2021年において、未来のワクワクした予定に思いを馳せながら調べられている旅先はハワイの「ホノルル」が1位となりました。
2020年は、トップ10のうち9カ所が「ベトナム」という驚きの結果でしたが、これは実際に飛べる場所として大いに検索されていた結果。
2021年は「ロンドン(イギリス)」「ソウル(韓国)」「台北(台湾)」「パリ(フランス)」「ニューヨーク(アメリカ)」など、王道ともいえる世界の人気都市が多くランクイン。
「もし海外旅行に行けるなら」と、多くの人の「旅行欲」を反映した結果となっています。

昨年の2020年と比較して、2021年に検索数を伸ばした「地域」のランキングを見てみると、海外を含めたものであるにも関わらず、こちらもトップ10のすべてが国内という結果に。
海外旅行が難しいという現状から致し方ないとはいえ、日本の魅力を改めて見つめ直すきっかけにもなっているようです。
1位は神奈川県の「葉山町」が獲得しているものの、2位の北海道「網走市」、3位の北海道「美瑛町」と、トップ10に北海道から多くの街がランクインしていることが判明。
また沖縄からも2カ所ランクインしており、大自然の山や海のある場所が求められているようです。

続いて、新型コロナウイルスのワクチン接種が迅速に進められている海外諸国からの「日本」検索ランキングを見てみると、「シンガポール(7位)」「香港(12位)」「中国(19位)」「フィリピン(20位)」「韓国(20位)」で多く検索されていることがわかりました。
都市別では「東京」の人気が最も高く、ほかには「大阪市(大阪府)」「京都市(京都府)」「札幌市(北海道)」などの代表的な人気都市も。
さらに「加賀市(石川県)」など、ジワジワと人気を伸ばしている注目の街もあり、今後の展開も見逃せないランキングとなりました。
多くの人が夏休みとなる7~8月において、2020年と2021年を比較し、現在もコロナ禍という認識から旅行には慎重であることがわかった今回の結果。
ワクチンの接種が始まり、オリンピックも予定されている現在、未来の旅行計画のために、改めて国内旅行の魅力を再確認してみるのも良いかもしれません。
- source:PR TIMES
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