美味しいかも、だけど…外国人がありえないと思った「日本食」ってなに?
食事スタイル、日本と世界でこんなに違う?
日本食についてたくさんお話しを聞いてきましたが、このような感想がたくさんあるのも文化の違いがあってこそ。続いては、みなさんの母国と日本の「食事のスタイル」について、実際にどれほどの違いがあるのか詳しく聞いてみました。
料理の量がとにかく多い/アメリカ出身
アメリカは日本と比べて食べ物のサイズが大きく、一人前の量も多いという話をよく耳にします。
それは実際にアメリカ人も意識しているようで、今回のアンケートでも「マクドナルドに行っただけで、双方の国の違いを感じることができる」という意見もありました。
「アメリカはとにかく量が多く、茶色い食べ物(揚げ物系)が多すぎる」(アメリカ出身)
「日本は一食ごとにご飯・汁物・主菜・副菜など、料理の品数は多くてもそれぞれの量は少なめ。母国ではメイン一品のみか、追加で食べるならサラダやパスタをつけるくらいかな。一品ごとの量が多いから何種類も食べようとはならないんです」(アメリカ出身)
食事にかける時間が多い/フランス出身
食事の時間をとても大切にするフランス人。日々の食事時間を比べると、世界的でもっとも食事にかける時間が長いといわれるほど。おしゃべりを楽しみながらゆっくり食事をするのが一般的なようです。
「フランス人は普段の食事でも食前酒から始まり、サラダなどの前菜→メイン→チーズもしくはデザートと、一品ごとに食事を運びます。おしゃべり好きが多いのはさておき、日本のようにまとめて食卓に並べないのでさらに時間がかかるんですよね」(フランス出身)
取り分けられた料理を食べる/イタリア出身
「イタリアは基本的に大皿料理を分けるという習慣がないので、各々に取り分けられた料理を食べるのが普通です。日本では肉料理と魚料理が一緒に食卓に並ぶことがありますが、母国では魚と肉料理を混ぜることは好ましくないとされています」(イタリア出身)
食事のマナーが全然違う/韓国出身
「日本ではお皿を持つのが綺麗な食べ方とされていますが、韓国ではお皿を持たずに食べるのがマナー。あと、お酒の席で目上の人が目の前に座っているときは、その人の方を向かず、顔を横に向けて手で隠して飲むとかも大切とされています」(韓国出身)
日本では常識とされるマナーも、海外では非常識にあたることもあります。自国のルールを当たり前と思わず、海外へ行った際は柔軟な適応力が求められるところですね。
今回は、さまざまな出身国の外国人に「日本食」についてたくさん語っていただきました。外国人からの意外な視点や反応は、どれもユニークで興味深い結果となりましたね。
海外では意外な日本食が流行していたり、苦手な食材があったりすることも、興味を持ってもらえている証拠です。これからどんな日本食が浸透していくか、注目していきたいですね。
- 参考:PR TIMES,水産庁「鯨問題に関するよくある質問と答え」,「Special Focus: Measuring Leisure in OECD Countries」(PDF)
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