世界一長い&短い飛行機のフライトは?路線・空港に関するトリビア

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2021/09/24

世界で「最もフライト距離が長い路線」はどこ?

シンガポール「チャンギ国際空港」image by:DerekTeo/Shutterstock.com

今度は忙しさではなく、世界で「最もフライト距離が長い路線」を探ってみましょう。読者の皆さん、いままでの海外旅行で最も長いフライトはどこでしたか?

筆者の場合は、成田国際空港から台湾桃園国際空港を経由して、アムステルダム・スキポール空港(オランダ)だとか、羽田空港からモントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港(カナダ)などになるでしょうか。

『BUSIEST ROUTES 2020』を見ると、フライト距離の長い国際線の世界トップ10に日本発の路線はありません。ランキングには「Newark」と「Singapore」間が1位に挙げられています。後者のシンガポールは分かりますが、この「Newark」とはどこでしょうか?

最もフライト距離が長い路線:ニューアーク・リバティー国際空港(アメリカ)〜チャンギ国際空港(シンガポール)

アメリカ・ニュージャージー「ニューアーク・リバティー国際空港」image by:EQRoy/Shutterstock.com

「Newark(ニューアーク)」とはアメリカのニュージャージー州にある都市。ニュージャージー州はアメリカ北東部の州で、マンハッタン島からハドソン川を渡り(あるいはトンネルをくぐり)ニューアーク湾を越えた先にあります。

日本のファンも多いはずのアメリカのテレビドラマ『THIS IS US』の主要登場人物のひとりランダルが、ニューヨークの職場に通勤しながら妻と娘と暮らしていた場所がニュージャージー州ですね。

そのニューアークには「ニューアーク・リバティー国際空港」があり、同所とシンガポールの「チャンギ国際空港」が約8,277マイルの距離で結ばれています。キロ・メートルに換算すると1万3,320.54kmです。地球1周がおよそ4万キロなので1/3といった距離になります。

1回のフライトで地球の1/3を一気に飛び越えるわけです。乗っている乗客はもちろんですが、働いているスタッフも大変な負担がありそうですね。

国内線で最もフライト距離が長い路線:ボストン〜ホノルル

ちなみに世界各国の「国内線」を比較したとき、最もフライト距離が長い路線は、アメリカのボストンの「ジェネラル・エドワード・ローレンス・ローガン国際空港」〜ハワイ・ホノルルの「ダニエル・K・イノウエ国際空港(旧:ホノルル国際空港)」のフライト路線みたいです。

距離にして4,418マイル。だいたい7,110kmです。この距離は羽田空港からシドニー国際空港(オーストラリア)への距離とほぼ変わりありません。アメリカはやはり広いですね。


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