日本って実はクサい?日本と海外の「若者の習慣」を比べてみた
「見た目」や「ニオイ」に気を遣う
歯列矯正をしておく/アメリカ出身
また、10代のうちに「歯列矯正」をしておくという国も少なくありません。欧米をはじめ、フランスや韓国など歯並びへの関心が高い国は多く、逆に歯並びが悪いことでネガティブな印象を持たれてしまうのだそう。
「アメリカでは歯並びがとても重要。歯並びがきれいだと”きちんと自分を管理できる人“と評価され、仕事の成功にも影響する。だからほとんどの人が10代のうちに歯列矯正をしておく」(アメリカ出身)
お金はかかりますが、身だしなみの一環ということですね。また、歯列矯正以外に「体臭」について厳しい国もあるようです。
デオドラントの習慣を身につける/チェコ共和国出身
「チェコでは10代のうちにデオドラントの習慣を身につけます。体臭ケアはひとつのマナーであり、これができていない人はだらしない人のレッテルを貼られるので、勉強よりなにより先に親が子どもに教える大切なことです」(チェコ共和国出身)
幼い頃からデオドラントの教育を受ける/アメリカ出身
「アメリカでは、子どものころからデオドラントのケアについて親だけでなく、学校でも教育を受けます。例えば、体を洗う際は、消臭効果のあるボディーソープを使ったり、脇や足などもしっかりと洗うとか。でも、日本に住んでみると、居酒屋などで隣り合わせになった日本人の口臭や汗のニオイが気になったことが結構ありました」(アメリカ出身)
口臭については、歯医者にかからぬようオーラルケアを徹底することが多いアメリカ。その理由は病院に通うこと自体が、非常に高額になるため日常的にケアを怠らないのだそう。
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国によっては宗教的慣習も
割礼を経験する/フィリピン出身
国によっては、宗教的な慣習を重んじる地域もあります。
「フィリピンではほとんどの男子が、通過儀礼もしくは宗教的な意味合いで『割礼』を経験する。小学校高学年になると必ず話題に上がりますね」(フィリピン出身)
出家して仏門に入る/タイ出身
「タイでは生涯のうちに出家して仏門に入るのが親孝行といわれています。時期は問いませんが、時間の自由がある10代の長期休みを利用する人が多いですかね。
髪を刈り上げ、実家を出てお寺に入ります。僧侶の期間は人それぞれで、お坊さんとして過ごした期間が長ければ長いほど親孝行とされており、各々のタイミングで還俗し僧侶をやめて俗世に戻ってきます」(タイ出身)
日本で「出家」というと、何年もかけて修行を積んでいくイメージがありますが、タイの仏教は短期出家もできるのだそう。
期間も数日〜半年程度と自分のペースで進められるほか、何回も出家できるのが大きな違い。日本よりもチャレンジしやすいのが特徴です。