日本って実はクサい?日本と海外の「若者の習慣」を比べてみた
やっぱりパーティーで盛り上がる
そして、20代になっても日々の生活にパーティーは欠かせません。お酒が飲める年齢になることもあり、さらにパーティーの機会が増えていくようです。
21歳の誕生日は友だちとパーティー/アメリカ出身
「アメリカのほとんどの州は21歳からお酒が飲めるようになるので、21歳の誕生日はさっそく友だちとバーでパーティーをします」(アメリカ出身)
結婚前はみんなで独身パーティー/フランス出身
「結婚前の独身最後の日には、花嫁と花婿それぞれが仲のいい同性グループで『バチェラーパーティー』をするのが定番。ほかにも花嫁(婿)に衣装を着せて、仮装パーティーのように街中を練り歩き、募金をお願いしたりします」(フランス出身)
バラを18人から受け取る/フィリピン出身
「フィリピンは男女で成人年齢の定義が異なり、女性が18歳、男性は21歳で大人の仲間入りを果たします。女性は18歳の誕生日に『デブー(Debut)』という豪華なパーティを開くのが恒例。父親や友人など18人の男性から1本ずつ赤いバラを受け取り、それぞれとダンスをするんですよ」(フィリピン出身)
パーティーの規模は家庭によってさまざまですが、人によっては結婚式並に豪華なパーティーを開くこともあるのだそう。日本でいう成人式の個人版のような感覚でしょうか。
「徴兵制度」がある
海外では現在も徴兵制度が施行されている国があります。韓国もそんな兵役義務のある国のひとつ。
大学を休学して軍隊生活を送る/韓国出身
「高校を卒業してすぐに軍へ入隊する人もいますが、ほとんどの男性は20代で家族と離れ、約2年間の軍隊生活を送ります。兵役中は大学を休学しなくてはいけません」(韓国出身)
くじ引きで徴兵が決まる/タイ出身
「タイにも徴兵制度がありますが、徴兵されるかどうかはくじ引きで決まります。くじに当たっても身体能力に落ちる場合や、徴兵に不適正とされる場合(主に性転換者)は弾かれるのですが、女性以上に綺麗なニューハーフはニュースで話題になりますね」(タイ出身)
タイでは21歳から徴兵の対象となり、29歳までくじ引きに参加します。仮にくじ引きの機会を避け続けた場合、兵役逃れとして懲役1~3カ月、もしくは罰金刑を受けなくてはならないのだとか。
徴兵はタイ国民の義務であり、特段の事情がない限り免除されることはありません。日本人とはかなり違う人生を送っていますね。
今回は日本在住の外国人に、「出身国ならではのヤングの思い出」というテーマでたくさんお話しいただきました。日本と似ている面もあれば、法律や価値観といった文化の違いにより、まったく異なる日々を過ごす国もあります。
そして30代以降も豊かな生活を送れるよう、10代や20代のうちに生活基盤を整えておくという姿勢は、どこの国も同じかもしれません。私たちも多くの文化を知り、自己の将来に役立てていきたいですね。
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