日本って実はクサい?日本と海外の「若者の習慣」を比べてみた

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2021/09/29

私たちがなにげなく過ごしている日常も、海外の人からみたら驚きだった…なんてことがあります。

例えば、学生時代に多くの時間を費やしてきた「部活」。日本では入学から卒業まで一貫して同じ部活を続けるのが一般的ですが、海外では日本並に部活動に力を入れる学校はめったにありません。

ちなみに、アメリカの高校はシーズンごとに好きなクラブを選択できるため、年間を通してさまざまなクラブを体験できるのだそう。

ほかにも、クラブの掛け持ちがOKの国や、技術的に長けている人しか入れないトライアウト制のクラブがある学校など、力の入れようは千差万別。同い年でも、生まれた国によってまったく違う過ごし方をしているようです。

そこで今回は、日本人と外国人の方々に「出身国・地元ならではのヤングの思い出」についてアンケートを実施。

出身地ならではのイベントや習慣など、さまざまな文化の違いを語っていただきました。まずは、みなさんの「10代の思い出」から聞いていきましょう。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

とにかくパーティで盛り上がる

15歳で結婚式並みのパーティをする/アルゼンチン出身

image by:Shutterstock.com

「15歳になったら、女の子は『キンセアニェーラ』という盛大な誕生日パーティーをします。結婚式さながらの予算を使って、昼から明け方まで食べて飲んで踊ります。

男の子は車やバイクを買ってもらったり、コロナが流行する前は同い年の友だちと海外旅行に行く子も多かったですね」(アルゼンチン出身)

「キンセアニェーラ」とは、ラテンアメリカが起源とされる15歳の少女の誕生日を祝う儀式。その後アメリカをはじめさまざまな国と地域に広まりまったのだそう。


アメリカの成人式「プロム」に参加/アメリカ出身

image by:Deyan G. Georgiev/Shutterstock.com

さらにアメリカやカナダでは、高校最後に「プロムナード」と呼ばれるダンスパーティーも催されます。

「『プロム』は日本の成人式のようなもので、男性はスーツ、女性はドレスとフォーマルスタイルで参加します。ダンスは男女ペアで踊るので、みんな普段からお気に入りの子に目をつけておくんですよ」(アメリカ出身)

中学の卒業式で特攻服を着る/日本出身

イメージです。image by:Mike, CC BY-SA 2.0, via Wikimedia Commons

「地元では、中学の卒業式に特攻服(とっこうふく)を着る文化がありました。ガチのヤンキーから学校で目立つヒエラルキー上位のモテメンまで、幅広い人がその中学の名前を背負って、街中にでかけます。いまでは廃れているかもしれませんが、女子も男子も刺繍の入った特攻服を着てましたね。もちろん一部の人たちだけですけど」(日本・愛媛出身)

かつて日本では1970年代ごろから、ヤンキー文化が浸透していました。「ツッパリ」や「スケバン」と呼ばれた不良の少年少女たちは、ときにバイクにまたがり、暴走族として特攻服を身にまとうこともあったそう。

最近ではマンガ『東京卍リベンジャーズ』が人気を集め、映画も話題となりました。いまではその姿をなかなか見かけることはありませんが、日本ならではの文化のひとつといえるのではないでしょうか。

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