親子の心を繋ぐ美味。新潟県の「鮨&タレカツ&へぎそば」食い倒れドライブ

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2021/10/06

「四季の宿みのや」の夕餉

今回の旅のメインは、パワースポット「弥彦神社」にお参りすること。そこで、門前の温泉宿をネット予約したのですが、これも大正解。チェックアウトのときに気づいたのですが、「全国旅館100選」の料理部門に選ばれていたのです。

浴衣に着替えての夕食は、展望の食事処。目の前に、弥彦神社の森が広がる絶景です。オープンスペースですが、広々としていて十分すぎるソーシャルディスタンスで安心です。コロナ禍がなければ、きっと内外のお客様であふれかえっていたでしょうに…。

image by:久米信行

まずは、見てください。この夕食のお品書き(字が小さくてごめんなさい)。ネットで直前割にてお得に予約したにも関わらず、新潟の特選素材を吟味した充実したメニュー。なんだか申し訳なくなってきます。

image by:久米信行

そして、新潟といえば日本酒。利き酒3種セットを頼んで極楽浄土の入り口へ。ほろよい加減で、越後の美味に舌鼓。その後、弥彦山と星空を見上げる露天風呂で、その夜は見事に速攻で昇天したのです。

和洋折衷朝食バイキング

翌朝は、がんばって朝5時起きして、弥彦神社の上までお参りをしました。お腹を十分に空かせて、朝の露天風呂で汗を流してから、朝食バイキング。

image by:久米信行

どうです。この朝食。料理自慢の宿だけあって、車麩、茄子の煮びたし、ひじきなど、ちょっとしたお惣菜まで美味。お米に合うのです。ちなみに、息子は、温泉卵と南蛮みその卵かけごはんでおかわりしていました。

image by:久米信行

でも渋すぎて幼い子どもには無理と思うなかれ。洋食メニューも充実していて、特に驚いたのが、その場で焼いてくれるオムレツ。

こじゃれたホテルで、チーズ、パプリカ、ベーコンなど好みの具を入れて焼いてくれるようなオムレツとは違い、卵だけのプレーンオムレツで直球勝負。ところが、卵を厳選していることもあって、なんとも甘くておいしい。

立地よし、温泉よし、料理よし。1泊2食、10畳の部屋に親子2人で温泉付き。お酒までいただいて3万円でおつりは、きっといまだけでしょう。家族3〜4人ならもっと安かったのです。家族全員で、いつかまた来たくなる素敵な宿でした。


  • 新潟県弥彦温泉 四季の宿みのや
  • 新潟県西蒲原郡弥彦村弥彦2927-1
  • 公式サイト

へぎそばを考案したそば店「小嶋屋総本店」

やはり朝食バイキングを食べ過ぎた私たち。お昼を過ぎてもお腹が空きません。お寺や美術館をめぐり、東京方面に戻りながら、ようやく午後2時過ぎに長岡あたりでランチをとろうということになりました。

image by:久米信行

息子がネットで探して食べたいと行ったのは、私も大好きな「へぎそば」発祥の名店。海藻「ふのり」を使った、つるっと独特なのど越し。

いまから7年前に、大地の芸術祭「越後妻有アートトリエンナーレ」で初めて食べて以来、「へぎそば」が大好きになったのです。

image by:久米信行

2人して注文したのは、新潟名物「タレカツ」とのセット。そばとカツの組み合わせは、なかなか乙なもの。初めて食べた息子も、へぎそばワールドにはまったようでした。そして、満腹すぎて夕ご飯は食べられず、三芳のサービスエリアでお稲荷さんとなりました。

今回の食い倒れ旅。印象的だったのは、もちろん海の幸、お魚のおいしさ。秋になったら脂がのって旬のお魚が増えるでしょうね。でも、美味しいお寿司を支えていたのは、米どころ越後のご飯のおいしさ。お米の力、大地の力はすごい。

image by:久米信行

こんな美しい稲田をドライブしながら、大地の恵みに感謝したのです。

  • image by:久米信行
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