来日外国人が困惑した、海外ではあり得ない日本の「当たり前」

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2021/12/18

夜遅くまでゆっくり食事をする/フランス

フランスの飲食店image by:Songquan Deng/Shutterstock.com

1日平均135分、夕食だけでも1〜2時間と、食事をゆっくり楽しむフランス人。週末に友人と食事するときには、5〜6時間食べ続けることもあるそうです。

「フランスの夕食は、アペリティフを楽しんだあと、午後8時か9時くらいから始まるのが普通です。レストランでは大皿料理を取り分けるのではなく、各自メインを一皿ずつ頼むことがマナーです」(フランス出身)

「アペリティフ(Aperitif)」とは、食事の前に楽しむ食前酒のこと。本格的なディナーの前に、軽めのアルコールとおつまみをいただくのが、フランス人の習慣なのだそう。

「アペリティフのあとにディナーがスタート。友人を家に招くときにはレストランでなくとも、冷製の料理→温製(メイン料理)→チーズや乳製品→デザートといった具合に、順序に沿って食事をします」(フランス出身)

約束の時間にあえて遅刻する/ニュージーランドetc…

ニュージーランドの飲食店image by:ChameleonsEye/Shutterstock.com

さらにフランス独特の文化として、誰かの家に招待されたら、約束の時間より15分〜30分遅れていくのがマナーなのだとか。

同じくニュージーランドでも待ち合わせには遅れていくのがベター。

「待ち合わせ時間に遅れていくという、ゆるい時間設定のルールがあります。たとえば午後7時半集合なら、きっと全員がそろうのは午後8時15分ごろになるでしょうね(笑)」(ニュージーランド出身)

日本では時間厳守が社会人のマナーとされていますが、海外ではあえて遅らせることも互いの配慮のひとつなのでしょう。はじめは塩梅が難しいですが、「郷に入れば郷に従え」の精神で馴染んでいきたいですね。

ポットラックパーティーで盛り上がる/アメリカ

ポットラックパーティーimage by:Shutterstock.com

参加者が手料理を持ち寄って開催する「ポットラックパーティー」。ホストに負担なく気軽に楽しめる、アメリカ式のお食事会です。


「友人と開催するときは事前にメニューの相談をするけど、親族とするときは打ち合わせもしないから、内容も被るしすごい量になることもある。それはそれで楽しいからいいかなって」(アメリカ出身)

「ありあわせ」の意味を持つ「ポットラック」の語源は、「pot(鍋)」と「luck(運)」。「どんな料理が集まるかは運次第」というニュアンスなので、打ち合わせなしで挑むことこそ醍醐味なのかもしれませんね。

ポットラックパーティーは、ありあわせでお金をかけずに楽しむのがモットーですが、対して、お金をかけて本気でパーティーをおこなう国もあります。

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