来日外国人が困惑した、海外ではあり得ない日本の「当たり前」

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2021/12/18

知っておくと意外に役立つ!海外の食文化

続いては、みなさんの出身国ならではのマナーや習慣について聞いていきましょう。

スープは先に飲み干すもの/キューバ

フリホーレスimage by:Shutterstock.com

「日本人はご飯とおかずをバランスよく順番に食べますが、キューバ人は最初にスープを飲み干してからほかのおかずを食べ始めます。『フリホーレス』という黒いんげん豆のスープが家庭料理の定番ですね」(キューバ出身)

ナイフは不要!フォークとスプーンで食べる/東南アジア

image by:Shutterstock.com

洋食は、左手にフォーク、右手にナイフを持って食べるのが基本ですが、タイやフィリピンなどの東南アジアでは、ナイフを使わずに食事をするのだとか。

「お箸を使うこともありますが、基本的には右手でスプーン、左手でフォークを持って食べます」(タイ出身)

「フィリピンでは、フォーク(左手)とスプーン(右手)を使って食事をします。ナイフを使わなくても意外となんでも食べられるんですよ。あとフィリピンには『ブードルファイト』という食事のスタイルがあるのですが、最近は日本でも浸透しはじめていると聞いて嬉しいです」(フィリピン出身)

ブードルファイトimage by:Shutterstock.com

「ブードルファイト(Boodle Fight)」とは、フィリピンの伝統的な軍隊式料理。バナナの葉に白米やお肉、揚げ物などを並べ、素手で食べるのが作法なのだそう。大勢でつつきあって食べることで会話もはずみ、親密度も一気に高まりそうですね。

また、手で食べるときにも基本の作法があるようです。

「手で食べるときは右手の3本指で掴んで食べるのが正式なマナー。左手は不浄の手とされるので、手づかみするときに決して使ってはいけません。大皿から料理を取り皿に盛る際には、必ず取り分け用のスプーンを使います」(タイ出身)

3本指(親指、人指し指、中指)で食べる作法は、寿司を手で食べるときと同じですね。普段から寿司を手で食べているかたなら、ブードルファイトでもうまく食べることができそうです。


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