来日外国人が困惑した、海外ではあり得ない日本の「当たり前」
借金してパーティーをする/フィリピン
お祝いごとが大好きなフィリピン人。お祭りやパーティーにかける情熱はすさまじく、なかには家族の誕生日を盛大に開催するべく、借金してまで盛大なパーティーをする家庭もあるそうです。
「フィリピン人にとって、誕生日は周囲に感謝をする特別な日。日本とは逆に、誕生日を迎える人が周囲の人にごちそうするのが風習です。自分が1年間無事に過ごせたことに対する感謝の気持ちをたくさんの人と共有したいので、あえて誕生日会を孤児院や貧困地区で開催する人も多いんですよ」(フィリピン出身)
しかし、借金してまで開催するエネルギーはすごいですね。お誕生日パーティーでは、朝までカラオケをするのがお決まりのようですよ。
「食事を楽しむこと」が最大のマナー/ニュージーランド
「特にこれといったマナーはないのですが、しいていえば食事を楽しむことでしょうか。みんなでいっしょにテーブルを囲んで、ワインを飲みながらゆっくり語らうことこそ、人と人とのコミニュケーションに大切なことと考えます」(ニュージーランド出身)
ニュージーランドでは、食事の時間こそ大事な社交の場といわれています。日本では一昔前まで、食事中に会話をするのはよくないこととされてきましたが、ニュージーランドでは黙々と食べるほうがネガティブな印象を与えてしまうようです。
現在は感染症対策として、ソーシャルディスタンスを保って食事をすることが社会のルールですが、また大勢で食事ができるようになったら、わいわいがやがやと食事を楽しみたいですね。
今回は、外国人が驚いた「日本食のマナーと習慣」とあわせて、「海外の食文化」についてたくさん聞かせていただきました。
国が違えば、それだけ多くの文化やマナーが生まれます。すべて覚えるのはむずかしいですが、歴史の背景や信仰を知り知識を身につけることは、きっと無駄にはならないでしょう。各国の文化を理解し、さらに食事を楽しみたいですね。
- image by:Samuel Ponce/Shutterstock.com
- ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
- ※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。