来日外国人が困惑した、海外ではあり得ない日本の「当たり前」

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2021/12/18

国によって文化はさまざまですが、なかでも顕著に違いが出るのが「食文化」。たとえば、食前の「いただきます」と食後の「ごちそうさま」のあいさつは、類まれない日本の文化です。

海外にも、フランスの「Bon appetit (召し上がれ)」や、ブラジルの「Vamos comer(さあ食べよう)」など、食べ始める前のかけ声はありますが、日本のように食材に感謝をするあいさつはありません。

直訳する言葉もないので、外国人からすると少し不思議に感じるようです。

「周りの日本人が、食べ始める前に『いただきます』、食べ終わった後に『ごちそうさま』といっていてびっくり。学校でも子どもが前に出て『いただきます』と号令しているのを見て、カルチャーショックを覚えました」(ニュージーランド出身)

食事のマナーはその国の歴史や文化が大きく関わるため、外国人からすれば日本のマナーや習慣も驚きの連続。良くも悪くもショックを受けているようです。

そこで今回は、日本在住の外国人に「驚いた日本食のマナーと習慣」についてアンケートを実施。あわせて、みなさんの出身国ならではの食文化についても伺ってみました。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

外国人が驚いた日本食のマナーと習慣

ではさっそく、アンケートの回答をみていきましょう。

料理の品数が多すぎる!/キューバ出身

image by:Unsplash

和食の基本といわれる「一汁三菜(いちじゅうさんさい)」。ご飯を主食に、汁物と3つの菜(主菜1品、副菜2品)を組み合わせた献立のことを指し、健康に必要な栄養素をバランスよく摂ることができます。

ですが、他国からすればこの品数はかなり多く感じている様子。


「日本人は、主菜、副菜、主食、汁物とバランスを考えて食事をしますが、キューバでは、大皿一品とサラダぐらいなので、料理の品数の多さに驚きました。どういう順番でどのように食べたらいいのか、はじめは全然わかりませんでしたね。日本食は健康的ですばらしい」(キューバ出身)

冷凍食品を使わないの!?/アメリカ出身

image by:Shutterstock.com

「日本の手料理はほんとにイチからしっかり仕込むよね。アメリカの手料理といえば冷凍パイとかポテトが出てくるけど、日本は冷凍食品が多く並ぶとと家族から文句をいわれると聞いて驚いたよ。用意してもらえるだけありがたいのに!」(アメリカ出身)

盛り方にルールがあるの…?/フランス出身

image by:Unsplash

「たくさんのおかずが小鉢やお皿にきれいに盛られているのをみて、すごいなと思った。品数も多さにも驚いたけど、焼き魚やお刺身など、メニューによって盛り方にルールがあると聞いてさらにびっくり」(フランス出身)

日本人でも食事にまつわるマナーが完璧な人はごくわずかですよね。自国の文化としても難しいのに、これが他国の文化ときたら わからないのは当然でしょう。

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