知られざる大自然の氷の絶景。奇跡の宝石「ジュエリーアイス」とは?
ジュエリーアイスが見られるのはいつ?
ジュエリーアイスは自然現象なので、一年中見られるわけではありません。十勝川の水が凍る時期にならないとジュエリーアイスは現れないのです。
毎年1月中旬ごろから2月下旬にかけてがジュエリーアイスと出会える時期。たった1カ月ほどととても短い期間がシーズンなのですが、ベストな時期に訪れても波が高かったり、思いの外気温が高かったりする日にはジュエリーアイスは見られません。気候条件と運、2つがそろったときにだけ現れるまさに奇跡の絶景といえますね。
その日や前日のジュエリーアイスの情報は豊頃町の観光協会のホームページ「ジュエリーアイス通信」で情報発信されているので、ぜひチェックしてみてください。2度と同じ形のジュエリーアイスに出会うことはありませんので、あなただけのオリジナルのジュエリーアイスを探しに出かけましょう。
- ジュエリーアイス通信
- 公式サイト
おすすめの時間帯は早朝!
ジュエリーアイスを見に出かけるのなら、ぜひ早朝に。一度打ち上がったジュエリーアイスは、昼も夜も溶けてしまうことはありませんが、やはり夜が明け早朝の最も寒くなる時間帯が数も多くチャンスが増えます。ジュエリーアイスを見に行くツアーなども開催されていますが、その多くが早朝の時間帯に出発します。
早朝がおすすめの理由はもうひとつ、写真撮影です。朝日が昇る時間帯、太陽の光を浴びて輝くジュエリーアイスはとっても幻想的!写真好きのかたにとってはこれ以上ないほど美しい被写体がそこに存在しています。
空の色もさることながら、空をバックにしたジュエリーアイスの色彩はほかで見られるものではありません。
朝日が昇る少し前には空と同じ濃紺のジュエリーアイスが、日が登りだすとゴールドに!「自然ってなんて美しいんだ!」と心から思える光景です。シャッターチャンスを逃さないよう、ぜひ早起きを。
豊頃町の気候は?
ジュエリーアイスが見られる豊頃町は北海道東部。海風の強い浜辺、しかも1月中旬から2月下旬ということもあり寒さには相当な覚悟が必要です。
豊頃町の1月の平均気温はマイナス2℃!最低平均気温はマイナス15℃まで下がります。ジュエリーアイスを見に行くのにもっともおすすめの時間帯は朝なので、さらに気温が低いことを想定して行かなければなりません。マイナス20℃以下を予想して、しっかりと防寒対策をして出かけましょう。
どのような服装がおすすめ?
冬の北海道、しかも早朝の海岸となるとどこまでの防寒対策が必要になるのか迷ってしまいますよね。服装は「着すぎ!」と思われるくらいがおすすめ。本州の冬だと暑く感じるくらいが最適だと考えておきましょう。
保温できるインナー、手袋、帽子、耳あては必須アイテム。さらに海岸なので足元も長靴や防水のブーツで出かけるのがおすすめです。冷たい海風が吹き込むことも考慮して、フード付きのアウターを用意しましょう。足先を温める靴下やカイロがあると寒さに負けずにジュエリーアイスの絶景を楽しめます。
冬だけの絶景に出会う旅へ
北海道・豊頃町に冬の間だけ現れる絶景ジュエリーアイス。きらきらと輝く海岸の宝石は手軽に見られるものとは言い難いものです。
しかし寒さに耐え、天候、そして運にも恵まれた人だけが見られる本当に特別な絶景!その日、その時だけのジュエリーアイスを探してみてはいかがでしょうか。
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- ※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。