【宮津・天橋立観光】日本三景と天橋立のご当地グルメを一挙紹介!

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2022/05/12

天橋立へ来たら立ち寄りたい!近隣観光スポット

王道の観光地

「三人寄れば文殊の智恵」で有名な智恩寺

天橋立駅から徒歩5分。日本三文殊のひとつに数えられる智恩寺は、智恵を授けてくれる文殊菩薩で有名なお寺です。三門は黄金閣とも呼ばれ、京都府の指定文化財に登録されています。また、境内には「智恵の輪灯籠」があり、この輪の中を3回くぐると智恵を授かるといわれています。

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宮津のお伊勢さんと葵祭!?元伊勢籠神社と眞名井神社

天橋立の府中側の付け根に立つ籠神社(このじんじゃ)は1300年以上の歴史を持つ古社です。さらに奥宮の眞名井神社(まないじんじゃ)の歴史はとても古く、その信仰は3000年以上前に遡ります。

この眞名井神社に今から約2000年前、天照大神が移って来られ4年間お祀りされた後、20数カ所巡幸され、現在の伊勢神宮(三重県伊勢市)の内宮に鎮まることになられたことから、伊勢神宮へ遷(うつ)る以前に祀られた伝承を持つ籠神社は「元伊勢」と呼ばれています。

天照大神がお祀りされていた眞名井神社は古代から続くパワースポットでもあります。社殿の裏には神様が宿るとされる磐座(いわくら)があり、境内からは縄文時代の石斧(いしおの)や、弥生時代の勾玉(まがたま)などが出土していることからも、古代から神聖な場所とされてきたことが伺えます。

ところで、籠神社では毎年4月24日に「葵祭」が行われるのですが、このお祭りの歴史は古く、はじまりは紀元前507年と言われています。

かつては「藤祭」と呼ばれていましたが、京都市の下鴨神社と上賀茂神社で行われる「賀茂祭」が「葵祭」と呼ばれることになり、こちらも名を変えたと伝えられています。


“京都のお伊勢さん” 天橋立にある元伊勢・籠神社と海の京都の葵祭

天橋立と四季の彩りが美しい成相寺

704年に文武天皇の勅願所として真応上人が創建したと伝えられ、日本に5つしかない「聖の住む所」として信仰を集める成相寺。

成相山の山腹に位置し、春は桜としゃくなげ、夏は新緑、秋の紅葉、冬には雪景色と、四季折々の美しさに彩られます。山頂には成相山パノラマ展望所があり、天橋立はもちろん、若狭湾や宮津湾全体が一望できる絶景を楽しむことができます。

股のぞき発祥の地!傘松公園

成相山中腹にあり、天橋立を北側から一望できる傘松公園。まるで空中に浮いているかのような気分を味わえるスカイデッキなど、新しい展望スポットもあり、ここから見る天橋立は龍が天へと昇って行くように見えることから「昇龍観(しょうりゅうかん)」といわれています。

この傘松公園は天橋立に背を向けて、股の間から景色を眺める「股のぞき」発祥の地としても知られており、「人々を笑わせ、そして考えさせる業績」に対して贈られるイグ・ノーベル賞の受賞でも話題になりました。天橋立に訪れたら、ぜひ股のぞきで天橋立を見てみてくださいね。

360度の大パノラマが楽しめる天橋立ビューランド

傘松公園の対岸にある、高さ130mの文珠山山頂に位置する天橋立ビューランドは、天橋立を南側から一望できるレトロな展望遊園地です。こちらから「股のぞき」でみる天橋立は、天に舞う龍のように見えることから「飛龍観(ひりゅうかん)」と呼ばれていますよ。

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日本の滝100選にえらばれた京都の名瀑!金引の滝

宮津市滝馬にある「金引の滝(かなびきのたき)」は、京都府で唯一「日本の滝100選」に選ばれている滝です。写真の「金引の滝」に加え下流の「白龍」、「臥龍」の滝を合わせて「金引の滝」と総称されており、滝壺が無くすぐ近くまで降りて遊べることから、夏は人気の納涼スポットになっています。

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和洋折衷の木造聖堂が美しいカトリック宮津教会

1896(明治29)年にパリ外国宣教会から派遣されたフランス人の神父、ルイ・ルラーブ神父が建設したカトリック宮津教会。ヨーロッパ風建築の内部は美しい木造と畳が敷かれた和洋折衷の造りです。

壁にはめられたステンドグラスは、建築当時にフランスから取り寄せられたものですが、今はこの技法を使ったステンドグラスはもう無いのだとか。

現在はファサード老朽化による修復検討中のため、自由に見学することができるのは外観のみですが、歴史と文化財的価値の高い教会ですのでぜひ訪れてみてください。

特別に許可をいただき、教会内部を見学させてもらった取材記事も、ぜひ読んでみてくださいね。

レトロ・ロマンチック 京都の近代建築をめぐる旅―カトリック宮津教会

シーズン別・観光スポット

【春】宮津藩主が植えたとされる滝上公園のミツバツツジ

江戸時代の宮津藩主であった永井尚長によって植えられたのがはじまりとされる、滝上公園のミツバツツジ。山一帯に約3万本が群生し、例年、4月上旬~下旬に見ごろをむかえます。

公園から徒歩20分の距離にある弓ヶ観展望所からは、ツツジと天橋立が一望できるので、こちらからの景色も要チェックです。

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【夏】古来種の蓮が咲く花蓮の里公園

宮津市北部の日ヶ谷地区にある花蓮の里公園では、約35種2,000株もの蓮を見ることができます。例年の見ごろは7月中旬〜8月下旬。

早朝からゆっくりと咲き始め、お昼ごろには花が閉じてしまうので午前中の観賞がおすすめです。中には約2000年前(縄文時代)の地層から発掘された種を育成した、日本の古来種「大賀ハス」も見ることができます。

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【秋】幻想的な光に包まれる成相寺のライトアップ

紅葉の季節、成相寺では期間限定のライトアップが行われています。境内の紅葉が幻想的な光で照らしだされる光景はもちろんですが、鎌倉時代の建築様式をそのままに復元された五重塔や本堂、山門、鐘楼など、趣ある建造物と紅葉の光の共演は圧巻です!

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