航空券の「SSSS」はFBIの要注意人物扱い?アメリカへ出発時の実体験
自分の航空券に「SSSS」が印字された理由を考察してみた
ではなぜ自分が「SSSS」に選ばれたのでしょうか。よく考えると、心当たりがいくつかあります。ちなみに、犯罪歴は一切ありません。
まず、「バンクーバーからシアトルの航空券を片道で、アラスカ航空で購入していた」こと。日本からバンクーバーまでは台北経由のエバー航空で、往復で買っていました。
エバー航空には台北シアトル線もあるものの、バンクーバー線のほうがかなり安かったのが理由です。なお、帰路はエア・カナダで、これもシアトル発バンクーバー行きの片道購入でした。
「頻繁に日本と海外を行き来している」ことも、もしかしたら引っかかったのかなとも考えます。仕事柄、世界中を飛び回っています。
アメリカが危険国とみなす国の渡航歴があると引っかかるということも聞いたことがあります。ただ、イランや北朝鮮などへの渡航歴はいままでゼロ。
あと「直前に航空券を購入した」いうのも、「SSSS」と印字されやすいとの噂。今回そんな間際には買っていません。「白人以外が選ばれやすい」という話を聞いたことも。
結論として、最初の「アメリカ行きの航空券を片道で買った」と「白人以外が選ばれやすい」がやや該当するようにも思えます。搭乗客をザっと見渡すと、ほとんどがアメリカ人かカナダ人でした。
誰にでも起こりうる「SSSS」は、備えあれば患いなし
航空券で「SSSS」が印字されて、身に覚えがなくても、搭乗を拒否されることはまずありません。なにも悪いことをしていなくても、搭乗客のなかからランダムで選ばれます。
ただ、保安検査にとても時間がかかります。もし受け取ったら、いち早く保安検査へ向かいましょう。万が一、保安検査に時間を取られて飛行機に乗り遅れても、保安員は一切責任を取ってくれません。
それでなくても、空港での「早め行動」はとても大事です。アメリカへ出発する際、「SSSS」の搭乗券が出ることもあるのを把握しておいて、日ごろから早めの行動を心がけましょう。
- image by:シカマアキ
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