ランチ1人500円増!?コロナ禍での「海外旅行」で知っておくべきこと

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2022/07/02

円安で現地の物価高に驚く!新興国も値上げラッシュ

通貨の両替所。image by:Shutterstock.com

昨今の急激な「円安」により、現地滞在費が以前よりかなり高くなっています。例えば、昨年まで1ドル=110円だったのが、いまや1ドル=約135円(2022年6月28日時点)。

つまりはランチが1人20ドル=2,200円だったのが2,700円と、500円ほども値上がりしたわけです。

これを食事回数、日数、さらに家族の人数などを加味すると、値上げ感覚が半端ありません。値が張るホテル代やレンタカー代などは、もっと出費が増えたと実感するでしょう。スーパーに売っているような商品も、軒並み値上がりしています。

インドネシア・バリの土産店。image by:Shutterstock.com

円安は欧米などの先進国だけでなく、タイなどの新興国でもほぼ同じ。以前は日本円が強くて現地で豪遊や爆買いができた国・地域でも、いまでは日本と同等または日本より物価と覚悟しないといけません。

コロナ禍で「治安」が悪化!ネットの旅行情報が古い場合も

ロックダウン時のハワイ・ワイキキエリア (2020年9月)image by:Theodore Trimmer/Shutterstock.com

コロナ禍で失業者が増えたのは、どの国も同じ。仕事がなくて家も失い、ホームレスとなってしまった人たちもいます。国・地域によってはホームレスが増え、「治安」が悪化したところも多いです。

例えば、ハワイ。もともと日本人旅行客が多いワイキキエリアなどはホームレスの姿が目につきましたが、コロナ禍でさらに増えたと聞きます。

また、ロサンゼルスやニューヨークなどのアメリカの主要都市でも明らかにホームレスが増加し、治安も悪化しています。治安が悪いと、街歩きが気軽にできませんし、なにより旅が楽しめません。

海外は日本とは違います。スリや置き引き以上に、強盗や殺人などのリスクとも隣り合わせであることを忘れずに。

現地での治安の情報は、事前に最大限に収集しましょう。ホテルが安いからと行ったら、治安が悪い場所だったということも十分あり得ます。


image by:Radu Bercan/Shutterstock.com

コロナ禍で海外旅行がストップした分、旅行ガイドブックやネットにあふれる「旅行情報が古い」可能性が大いにあります。店舗の閉店やホテルの臨時休業がコロナ禍で相次ぎ、いまだすべて再開できているとは言い難い状況です。

特に、観光地だった場所でも閉店や閉業、臨時休業はいまだ多く見られます。ネット上の情報にしても「いつ投稿されたのか」をチェックしましょう。

また、2年あまりの間に、誰しも確実に年齢を重ねます。若い世代だと2年はそう変わりませんが、40代から50代以上だと、2年のブランクは意外なほど大きく、「体力が落ちている」ことも。

2年ぶりの海外がうれしくて、現地で思わず羽目を外してしまうかもしれませんが、すぐに疲れたり現地で発熱や腹痛などになったりと、体力の低下や加齢も実感する可能性も。日本にいる時以上に、身体に無理は禁物です。

自分で現地の最新情報を事前にチェックしよう

コロナ禍で、海外旅行の状況が一変しました。以前のように誰もが気軽に海外旅行ができるのには、まだ数年かかるとも言われます。

今回紹介した、新たな時代における海外旅行のポイントをまず抑えること。そして、旅行会社にあれこれとすべて任せるだけでなく、逐一変わる現地の情報などを「自らチェックする」ことも、とても大事です。

  • image by:Unsplash
  • ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
  • ※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
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ジャーナリスト・フォトグラファー。飛行機・空港、旅行、ホテル、グルメなどをメインに、国内外で取材、撮影などを行う。雑誌やWEB向けの記事、写真や旅行などのセミナー講師も務める。元全国紙記者。大阪在住。

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