タヌキにクマも!?歴代大統領がホワイトハウスで愛した珍しいペットたち

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2023/02/08

マカロニさん(ポニー)

第35代アメリカ大統領にして、米ソ和解の外交を展開、暗殺事件で世界中に衝撃を与えたあのケネディ元大統領もワンちゃんやネコちゃん以外のペットをホワイトハウスで飼っていました。

マカロニ(Macaroni)」と命名されたポニーです。正確にいえば娘であるカロライン氏が受け取った贈り物のポニーでが、バージニア州にあるケネディ家の私邸で過ごす時間が長かったものの、ホワイトハウスにも連れて来られました。

上の画像のように、カロライン氏の相手をする時間もあったみたいです。そのうち、ホワイトハウスを訪れる各国の高官たちにも国民にも人気を博すようになり、1962年9月7日号の雑誌『LIFE』には、カロライン氏とマカロニさんが表紙を飾っていました。

ビリーさんとデビーさん(ハムスター)

イメージです。image by:Shutterstock.com

ケネディ元大統領は、ほかにも家族がいました。ハムスターの「ビリー(Billie)」さんと「デビー(Debbie)」さんです。

こちらも娘のカロライン氏が飼育していて、1961年1月にケネディ氏が大統領に就任すると共に、ホワイトハウスのファーストペットに加わったみたいですね。

そもそもケネディ家は鳥を飼っていたり、複数のイヌやネコ、ポニーを飼っていたりと生き物がたくさんいました。そこへ、カロライン氏に対して、マンハッタンに住む男の子からハムスターの贈り物があったのだとか。

ただ、いたずらっ子のハムスターだったみたいです。ホワイトハウスに暮らし始めて2日目にはケージを脱走し、ケネディ―元大統領によって浴室で発見されました。その翌日も脱走し、またまた元大統領自らがベッドの下で発見したそう。

ちなみに、暗殺されたジョン・F・ケネディ元大統領の次に就任したリンドン・B・ジョンソン第36代大統領も、ホワイトハウスでハムスターを飼っていたみたいですね。

イメージです。image by:Shutterstock.com

ほかにも第3代アメリカ大統領だったトーマス・ジェファソン氏は、なんとグリズリーの仔グマを飼っていたのだそう。グリズリーとは、ハイイログマとも呼ばれ、アメリカ大陸西部の高原に暮らしているヒグマです。


<性質が荒いことで知られる>(平凡社『世界大百科事典』より引用)

と百科事典にも書かれていますが、2カ月ちょっとホワイトハウスで暮らしたそう。このようにホワイトハウスでは、個性豊かな歴代のファーストペットたちがたくさんいます。

ワンちゃんやネコちゃんだけでなく、タヌキやポニーなど、さまざまな動物たちが家族として迎えられていたようですね。さらにほかにはワニまでいたとの話もあります。ホワイトハウスと歴代のアメリカ大統領、恐るべしですね。

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翻訳家・ライター・編集者。成城大学文芸学部芸術学科卒。富山在住。主な訳書『クールジャパン一般常識』、新著(共著)『いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日』。北陸のWebメディア『HOKUROKU』創刊編集長。WebsiteTwitter 

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