韓国と日本、何が違う?韓国人が感じたカルチャーショックとは
「マウント」をとってくる人がいる
相手よりも立場が優位といった意味合いで、威圧的な態度や言動をする「マウントをとる」ような人は、日本にも少なからずいるはず。
しかしながら、今回お話を伺った韓国出身の20代の人によると、日本人よりも韓国人のほうがマウントをとってくる気がするとのこと。
「年上の人と話していると『小言かな?』と思うほど、指摘を多くもらうことがあります。放っておけばいいかもしれないけど、いわれた側は気になってしまいますし、傷つきます。韓国では、なんでも誰かとシェアして一緒に喜び悲しむ文化が強いんです。ただ伝えても、マウントをとったり揚げ足をとる年上の人がいるので、シェアしたところで素直に共感してくれないので言い損した気分になります」(韓国出身・20代)
もちろん年齢や性別にかんけいなく、他者に対して高圧的な態度をとることで、相手を萎縮させたり、傷つけたりする恐れがあります。そのようなことを避けるためにも、相手のことを尊重した上で、強い言葉を投げかけないように注意していきたいですね。
日本よりも韓国は「国産品」が高い…
「韓国は日本と比べて、食品の物価が高いです。韓国は山が非常に多い国なので、他国よりも農業酪農ができる場所が限られているから、国産の食品が高いんですよね。でも海外からの輸入に頼ると、韓国国内の農家さんたちの収入が減るので困ってしまう。だから大量輸入に頼ることができない社会なので、いろんな商品が日本より高く売られています」(韓国出身・40代)
年々、生鮮食品の値上がりが懸念されている韓国。とくに野菜などが高騰しているらしく、場合によっては外食のほうが安くおさえられるケースもあるのだそう。ただし、最近では外食費用も値上がりしているところがある様子。
そのため日本のスーパーを訪れた韓国人によると、「野菜の安さに感動した!」という声も聞こえてきました。また、韓国では大量売りが当たり前であるため、ひとり暮らしでは消費しづらい量になることも。
だからこそ小分けで売られていたり、少量で販売されている「日本のスーパーがありがたい」と思うともコメントしてくれました。
このように距離的に近い韓国と日本でも、実際に両方の暮らしを知る人にお話を伺ってみるとさまざまな違いがあることがわかります。もちろんお互いの国ならではのよさもありますが、知らないことを知ることで文化を理解するきっかけにもなるはず。
今後、日本からの旅行者が増えていくことが期待されている韓国。そして韓国からの旅行者もきっと日本を訪れてさまざまな文化に触れることでしょう。だからこそ知られざる文化を深掘りして、おもしろさを見つけていきたいですね。
- 参考:PR TIMES
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