なぜ韓国人は「100」にこだわるのか?在韓日本人が驚いたこと【生活編】

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2023/01/11

実際に日本人が韓国に住んでみて驚いたこと

image by:Keitma/Shutterstock.com

キャッシュレスが日本より想像以上に進んでる

「国でキャッシュレスを積極的に導入しているので、どこでもカード支払いができる。驚いたのは、日本のお祭りの屋台のような露店でもカード払いができたこと。」(20代・女性/滞在歴1年)

「おばちゃんどころかおばあちゃんがやっているような小さな商店とか、屋台みたいなお店でもキャッシュレスで支払えるのはかなりびっくりした。うちのおばあちゃんどころかお母さんでも、たぶんレジでキャッシュレスは戸惑うだろうなぁ…」(30代・女性/滞在歴4年)

家を安く買えるシステムがある

「韓国にはチョンヤクというシステムがあって、相場よりも安く家を買うチャンスを狙うことができる。ただ、当選は抽選なので絶対という保証はない。既婚か未婚か、子どもがいるか、その地域に何年住んでいるかなどのポイント制で優先順位が決まるので、人気物件の場合当選する確率は低いけど、安く住みたいから応募してる」(20代・女性/滞在歴3年)

将来韓国で暮らすことを視野に入れているかたは、現地の不動産情報も知っておくと役立ちますよね。ちなみに賃貸の場合には、日本と同じく月払いの「ウォルセ」のほか、はじめに保証金を払って住んでいる間は家賃不要の「チョンセ」という支払い制度もあります。

ソウルなどの主要都市の家賃高騰が取り沙汰される韓国。住む地域にもよりますが制度を使いこなせば、日本よりもお得に暮らせるかもしれません。

数字の「100」、こだわりすぎじゃない!?

image by:buivanthang/Shutterstock.com

今回お話を伺った方々のなかで、現地で暮らすことを決めた人の多くが、韓国人とのお付き合いがきっかけとのこと。せっかくなので、韓国ならではの恋愛事情も教えていただきました。

「韓国では記念日がすごく多いと思う!特に「100」という数字にこだわりが強いかな。物事の100日前も祝うし、100日を迎えても祝ったりする。」(20代・女性/滞在歴1年)

「基本的に、記念日をしっかり2人で祝うカップルばかり。日本人の場合、恋人の記念日といえば誕生日とクリスマス、付き合った日がメインだと思うんですが…初めて付き合った韓国人の男の子に、『きょうは100日記念日じゃないか!』とめちゃくちゃ怒られたことがあります。いろいろな場面で100日記念があるので、注意した方がいいですよ」(20代・女性/滞在歴5年)

付き合って100日を祝うカップル、子どもが生まれて100日目を祝う家族、兵役に服してから100日前後にもらうことができる3泊4日の休暇…。挙げればキリがない韓国の「100日」記念日。日々を大切にしている感じがして素敵ですよね。


これはもともと100という数字が韓国では「完全・最高・永遠・成熟」という意味を持っているため、大切なイベントの前後100日などで祝う風習があるのです。

また韓国では、記念日だけでなく結婚に関しても日本とはひと味違う模様。

結婚までの流れが違う

「日本と韓国では結婚までの流れが全く違う。全員がそうではないと思いますが、私や私の友人は、結婚式の段取りが完了する頃になってからやっとプロポーズされました。いつ言ってくれるんだろう…まさか詐欺…?とドキドキしてしまうので、できれば先に言ってほしいですね」(30代・女性/滞在歴2年)

そもそも「お付き合い=結婚」の認識が強い

「お見合いや婚活前提ならわかるのですが、日本での恋愛結婚なら、付き合ってお互いの良いところも悪いところも知り合って、その上で結婚を意識してプロポーズだと思います。でも、韓国ではそもそも「付き合う=結婚」という認識の人が多いようで、付き合って過ぐに『いつ君のご両親に挨拶に行く?』と聞かれてびっくりしました」(20代・女性/滞在歴4年)

「いまの旦那(韓国人)と付き合う前、熱烈に『好きだ!結婚しよう!』って言われていて、私は盛り上がって勢いとかノリで言ってるんだな〜と思ってたんです。いざお付き合い始めたら、もうそのまますぐに向こうの両親に会いに行き『彼女と結婚するので同棲します!』と宣言されてビックリ!!同棲も基本的に結婚前提の人が多いみたいです」(30代・女性/滞在歴7年)

ちなみに複数の韓国人男性に聞いたところ、プロポーズは世界一ロマンティックに演出しないと、一生奥さんに小言をいわれるんだとか…。なかには彼女に「プロポーズが下手くそだからやり直して!」と言われ、恋愛映画を何本も見て参考にし、結果3回もやり直した方もいました。

国が変われば、ライフスタイルや恋愛観も変わるもの。私たち日本人が当たり前に思っていることも、海外の皆さんから見たらビックリなことも多数あります。そんなおもしろカルチャーショックを調べたり比べてみれば、日本や各国の気づかぬ魅力も発見できるかもしれません。

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高校卒業から100カ国近くを旅した元バックパッカー。関西の編集プロダクションを経てフリーに。現在はタイを拠点にフリーの編集・ライターをしています。みんな、旅に出よう!

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