なぜ韓国人は「トイレットペーパー」をお祝いに送るのか?【在韓日本人が見た日常】

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2023/01/21

日本人旅行者も多く訪れている「韓国」。飛行機で数時間でアクセスすることができる身近な海外のひとつで、リピーターも多いことで知られていますよね。

なかには韓国にハマって移住したり、現地で働きながら生活を楽しんでいる日本人も少なくありません。そんな韓国に住む日本人の皆さんにいろいろとお話しを伺ってみると、日本とは違う当たり前にカルチャーショックを受けたというエピソードがいくつか聞こえてきました。一体、日本とのどんな違いに皆さん驚いたのでしょうか。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

スキンシップが多くて距離が近い

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文化の違いは「恋愛」や「友だち付き合い」にも影響する模様。韓国では、カップルはもちろんのこと、友だち同士でも近い距離でじゃれあっている様子をよく見かけるのだそう。

「韓国のカップルたちは、距離がとても近いです。しかもカップルだけでなく、女性同士で抱きついたり手を繋いでいる人たちも珍しくありません。恋愛感情の有無に関わらず、親密な人とは普通に手をつなぐみたいです。日本人と比べるとスキンシップに慣れている人が多いと思いましたね」(20代女性/韓国滞在歴2年半)

一日中誰かと連絡をとる

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「韓国はお友だち同士でいつも連絡を取り合ってる。日本だと用事があるときに連絡するくらいの人が多いと思うけど、韓国人は1週間に1回は必ず友だちに、『元気?』『何も変わりはない?』と連絡しています。連絡頻度の多さにはかなりびっくりしましたね」(30代女性/韓国滞在歴3年)

「恋人と常時連絡をとってないと気が済まない人が多いと思います。私の彼氏は韓国人なのですが、毎日たくさんメッセージを送ってきてくれます。日本人とお付き合いしているときとは、全然違うなって感じました」(30代女性/韓国滞在歴4年)

友だちでもマメに連絡するときたら、恋人への連絡はさらに頻繁です。人によっては疲れてしまうこともありそうですが、寂しがりやの人なら安心できる環境かもしれませんね。

引っ越し祝いには「トイレットペーパー」

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日本で引っ越し祝いといえば、菓子折りやお花など、いくつかラインアップはありますが、韓国では「トイレットペーパー」が定番なのだそう。

「日本の手土産とは違い、韓国ではトイレットペーパーを贈る習慣があります。日本でトイレットペーパーを誰かにプレゼントすることはありませんよね(笑)最初は驚きましたが、意外と消耗品なのでありがたかったです」(30代女性/韓国滞在歴3年半)


消耗品だとお互い気兼ねなく渡せるのがいいですよね。しかもトイレットペーパーは必ず使う日用品のひとつ。とても助かること間違いなし。韓国では、ながーいトイレットペーパーのように「長く続きますように」、またトイレットペーパーは長くともするするほどけることから「スムーズに解決する」という良い意味を込めて、縁起物として送るそう。

ちなみに韓国では普段からおすそ分けをするなど、近所付き合いも盛んなようですよ。


ご近所さんへのおすそ分けは大量に

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「韓国のおすそ分けは量がとても多い!ひとり暮らしなのに、家族で分けるくらいの量をもらうことも珍しくありません。とても食べきれない量ですが、年配の人になるほど、『たくさん食べな!』と気遣ってくれます。韓国人の情の深さを感じましたね」(30代女性/韓国滞在歴12年目)

おすそ分けを通して、ご近所さんと仲が深まるのも魅力的ですね。最後は、日常生活における文化の違いについて聞いていきましょう。

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