日本には相手を尊重する美徳がある…外国人が指摘する日本人の独特すぎるところ
周りの目を気にしすぎ。日本人の国民性がちょっと変
そんな周囲に気を遣いすぎる日本人は、外国人にとって「気にしすぎ」と捉えられることもあるようです。
「日本人は、他人の目線を気にする人が多いと思います。誰かが行動しないと自分も動かないみたいな性格の人が多い気がする」（フィリピン出身・女性／日本在住歴8年）
「日本人は正誤に関わらず、周りに同調する人が多いです。自分の考えとは異なっていても、周りの意見や行動に合わせる人をよくみる」（オーストラリア出身・男性／6年目）
また、インドネシア出身の女性からは「外では控えめなのに後から文句を言うから、なぜその場で言わないの？と思う」と辛辣な意見も。
昔から日本人は、「同調圧力」に屈してしまう人が多いと言われていますが、インターネットで発信できるようになった今、直接言わずにSNSで発散して気が済む人も増えています。
「全国各地に独特な風習があり、しばしば融通の利かないところがあるところが変。もっと自分の意思で柔軟に考えればいいと思う」（フランス出身・女性／日本在住歴8年）
「全然気にしなくてもいいことを、いちいち細かいところまで気にして、誰かのマニュアル通りに動くのが窮屈そうに感じる」 （スリランカ出身・男性／日本在住歴6年）
規則やルールを重んじる日本人には、マニュアルも重要なんですよね。自由な国にも憧れる一方、きちんと正確に仕事をこなしたいという気持ちの狭間で悩むのも、日本人らしいのかもしれません。
人見知りなの？控えめなだけなの？
イギリス出身の男性が不思議に感じたのは、「すみません」というひと言。
「日本人は言葉の最初によく「すみません」を使うことに驚いた。何も悪いことをしていないのに、「すみません」を連発する習慣はイギリス人にはないので、はじめは「すみません」の言葉の意味がわからなかった」（イギリス出身・男性／日本在住歴7年）
話しかけるときも人の前を横切るときも、自然と口をついて出てくる「すみません」や「ごめんなさい」。考えてみれば「お昼時にすみません」「お口に合わなかったらすみません」と日本人はどんなときも謝り倒してますね。
「日本人は基本的に恥ずかしがり屋でおとなしいです。いつも目立たないように心がけています」（オーストラリア出身・男性／6年目）
「シャイなのか、日本人は目を見て話してくれる人があまりいなかった」（オーストラリア出身・男性／日本在住歴1年）
台湾出身の男性は、東日本の人と西日本の人の特徴を教えてくれました。
「東日本の人は控えめな性格なのか、やりたいのに大丈夫ですという方をよくみました。一方、西日本の人は情熱すぎる部分があり、おもしろい人が多く、場を盛り上げてくれることが多いです」
察しがよすぎてもはや「忍者」かも
「日本人は、人や物事に対して察しがよすぎる。相手が何を考えているのか察して先回りして行動している姿が、忍者の動きように見える…」と、怖がるのはフランス出身の男性。
日本で体験した恐怖エピソードを教えてくれました。
「友人が経営しているレストランを訪れると、『結婚おめでとう！』と書かれたサプライズケーキが用意されていてびっくりした。海外では前もって相手に伝えて、その後にお祝いしてもらうのが普通。うれしかったが、結婚したことを伝えていなかったので驚いた」（フランス出身・男性／日本在住歴1年）
伝えてなかった、というのがミソですね。
さらに、パートナーが中国人の男性は「顔の表情で相手の考えていることがわかるのは異様」と言われたことがあるそうです。
「察する文化」がある日本は、相手の顔色を見て言葉を選んだり、求められることを探ってしまいます。根底には思いやりの気持ちがあるのですが、すごすぎて引かれてしまうくらいなら「忍者」だと言ってしまったほうがいいかもしれません。
海外では不思議がられる日本の文化や習慣
そのほか、外国人からは不思議に思われる、日本の文化や習慣について紹介していきましょう。
「日本人は常にハンカチ持ってる。トイレで手を洗ったあとに紙タオルがないことに気づいたら、日本人の友人がハンカチを貸してくれた」（ペルー出身・女性／日本在住歴13年）
子どもの頃からハンカチやタオルを必需品と教えられてきた日本人からすると、「どういうこと？」と思いがちですが、海外では、手洗いの後に「紙タオル」で手を拭くのが一般的なため、ハンカチを持ち歩く文化がありません。なので、マイハンカチで手を拭く日本人が不思議に見えるそうです。
「バレンタインデーは、女性が男性にチョコレートを贈ることが不思議」（韓国出身・男性／日本在住歴8年）
「麺類を食べるときに音を立てたり、飲食店が無料の水とおしぼりを出すこと」（韓国出身・男性／日本在住歴7年）
