学びが深める旅への憧れ。検定受検者が選ぶ「勉強して行きたくなった世界遺産」ランキング
【番外編】勉強して衝撃を受けた世界遺産 TOP10
※ここまでに既出の遺産は省略しています。
第10位 メンフィスのピラミッド地帯/エジプト(文化遺産)

テレビでもよく紹介されるピラミッドですが、改めて学ぶとそのスケールの大きさや当時の技術力の高さ、未解明の建造方法に衝撃を受ける人が多いようです。
同率第8位 ESMA 博物館と記憶の場:拘禁と拷問、虐殺のかつての機密拠点/アルゼンチン(文化遺産)

アルゼンチンの軍事政権下での人権侵害の特訓を伝える場として、2023年に登録された遺産「ESMA 博物館と記憶の場」です。
「ESMA」とはかつての囚人収容所の一つで、現在は博物館になっており、忘れてはならない歴史を後世にも伝えていく大切な場と言えるでしょう。
同率第8位 ルワンダ虐殺の記憶の場:ニャマタ、ムランビ、ギソジ、ビセセロ/ルワンダ(文化遺産)

同じく第9位にランクインした「ルワンダ虐殺の記憶の場」は、1994年に発生したルワンダ大虐殺を伝える遺産として、アルゼンチンと同じく2023年に新しい概念「記憶の場」で登録されました。
大虐殺というショッキングな出来事ですが、比較的最近に発生したということに驚いた人が多いようです。
第6位 バーミヤン渓谷の文化的景観と古代遺跡群/アフガニスタン・イスラム共和国(文化遺産/危機遺産)

2003年から危機遺産に登録されている「バーミヤン渓谷の文化的景観と古代遺跡群」は、破壊の痕跡が生々しく残る姿に多くの人が衝撃を受けました。日本が修復に協力していることを初めて知ったという声も多く聞かれます。
第5位 広島平和記念碑(原爆ドーム)/日本(文化遺産)

学校教育で学ぶ機会の多い「原爆ドーム」ですが、世界遺産として改めて詳しく学ぶことで、当時の状況や登録に至った経緯の重さを再認識する人が多いようです。日本人なら人生で一度は行くべき場所でしょう。
第3位 メテオラの修道院群/ギリシャ(複合遺産)

第3位には「メテオラの修道院群」がランクインしました。岩山の頂に建つ修道院群の神々しい景観とともに、そこに修道院を築いた修道士たちの信仰心の深さに驚いた人が多数いるようです。
「メテオラ」はギリシャ語で「中空に浮く」という意味で、まさに天に近い場所での修行生活の厳しさを想像すると、その精神力に衝撃を受けるようです。
第2位 アウシュヴィッツ・ビルケナウ:ナチス・ドイツの強制絶滅収容所(1940-1945)/ポーランド(文化遺産)

ナチス・ドイツの強制絶滅収容所跡「アウシュヴィッツ・ビルケナウ」が第2位という結果に。ホロコーストの残酷さを物語る遺構は、改めて学ぶことでその悲惨さを痛感させられた人が多いようです。
2025年は第二次世界大戦終結から80年という節目の年でもあり、平和の尊さを考える機会としての意義も大きくなっています。
第1位 ゴレ島/セネガル(文化遺産)

第2位と約2倍の票差で圧倒的第1位となったのは、西アフリカ・セネガルにある「ゴレ島」。かつての奴隷貿易の拠点として機能していたこの島の歴史は、多くの人にとって衝撃的な学びとなったようです。
「奴隷制度は知っていても、その生々しい歴史を伝える場所があることを初めて知った」という声が多く寄せられました。


