学びが深める旅への憧れ。検定受検者が選ぶ「勉強して行きたくなった世界遺産」ランキング
【番外編】知ることができてよかった世界遺産 TOP10
※ここまでに既出の遺産は省略しています。
同率第9位 「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群/日本(文化遺産)

今も一般人の上陸が禁止されている沖ノ島を中心とした遺産群について学ぶことで、日本の古代祭祀文化や自然崇拝の精神を知ることができたという声が多数ありました。
同率第9位 エルサレムの旧市街とその城壁群/エルサレム(文化遺産/危機遺産)

同率で第9位には、「エルサレムの旧市街とその城壁群」がランクインしました。
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の3つの宗教の聖地としての複雑な背景を学ぶことで、ニュースで報道されるイスラエルと周辺国・地域との紛争の理由など、現在の中東情勢への理解が深まったという意見が多く見られました。
第7位 富士山 信仰の対象と芸術の源泉/日本(文化遺産)

第7位には、日本のシンボルとも言える「富士山」がランクイン。大自然が美しい場所ですが、自然遺産ではなく「文化遺産」として登録されている理由を知ることで、富士山の新たな価値を発見した人が多いようです。
第5位 知床/日本(自然遺産)

第5位にランクインしたのは、自然に囲まれた北海道の地「知床」。とはいえ、回答者からは「日本にいながらもあまり詳しく知らなかった」という本音が多く届いています。
実際に勉強してみると、海と陸をつなぐ生態系の価値について学べたことを評価する声が多く聞かれました。
第2位 ル・コルビュジエの建築作品:近代建築運動への顕著な貢献/フランス、ベルギー、スイス、インド、アルゼンチン、ドイツ、日本(文化遺産)

東京・上野にある「国立西洋美術館」が世界遺産に含まれていることを知らなかった人が意外に多く、身近な場所にある世界遺産の存在を知る喜びを感じた人が多数いました。
世界遺産検定受検者による今回の調査結果は、単なる観光地としての魅力を超えた、世界遺産の真の価値を物語っています。歴史的背景や文化的意義を深く学ぶことで初めて見えてくる魅力や、現代社会が直面する課題への理解を深める機会としての世界遺産の重要性が浮き彫りになりました。
旅行を計画する際には、これらのランキングを参考に、ただ美しい景色を見るだけでなく、その背景にある歴史や文化、そして現代への メッセージを感じ取れるような旅を心がけてみては?世界遺産が持つ普遍的な価値を理解することで、きっとより深く、より記憶に残る旅の体験を得ることができるはずです。


