帰省の時はゆっくりしたい…あれこれやってと頼んでくる親へ秘めたホンネ

帰省時に「やらされること」への本音ランキング

帰省時の頼まれごとに対して、実際のところどのように感じているのでしょうか?本音について行なわれた調査結果から複雑な心境が浮き彫りになりました。表面的には協力的でも、心の中ではさまざまな感情を抱いていることがわかります。

第7位 当然だと思う(4.0%)

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「帰省をさせてもらっている身」という意識がある方もいるようで、帰省時の手伝いや頼まれごとをするのは「当然だと思う」と考えているようです。家族の一員としての責任感や役割分担を当然のこととして受け止めている人もいます。

「洗車。帰省中は実家の車を貸してもらうので当たり前のことだと思う」(20代 男性)

「帰省させてもらっているので、家の手伝いをするのは当たり前だと思う」(30代 女性)

「とくに不満はないです。親も高齢で思うように動けなかったりするので、動ける私たちがやって当たり前と思っています」(50代以上 女性)

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第6位 積極的にしてあげたい(7.0%)

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親を思う気持ちから「積極的にしてあげたい」という方が一定数いるようです。「帰省の頻度が低く、たまにやるだけだから」「両親が高齢だから」といった理由が挙げられています。

車での買い物や高いところの掃除など、体力や能力が衰えてきた親が危険なリスクから避けられるよう、積極的な姿勢をもつ方が多いのだとわかります。

「久々なので、むしろ手伝いたい」(20代 女性)

「親も高齢だし、たまにしか帰れないので、帰省のときはできるだけ手伝ってあげたい」(40代 女性)

「自転車でかさばる荷物を運ぶとバランスをくずして事故やケガの危険があるし、私は車が運転できるので、やらされたいし協力したいです」(50代以上 女性)

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第5位 恩返しのつもり(7.6%)

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今まで育ててもらったことの感謝、帰省時の食事代などを負担してもらうことへの感謝として、頼まれたことは恩返しのつもりでしてあげたいという気持ちがあるようです。

恩返しや親孝行として少しでも力になりたいという気持ちから、頼まれたことがどんなことであってもその負担への納得感が高まるのだと考えられます。

「ご飯支度や掃除をやらされます。けどいつもやっていただいてたことなので、少しでも親の負担を減らせるようにやってます」(20代 女性)

「ご馳走を用意していただいているので、少しはお手伝いをしなければと思います」(50代以上 男性)

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第4位 あまり気にならない(12.0%)

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いろいろと頼まれやることになったとしても、「あまり気にならない」と感じている方も多いことがわかりました。その理由として、「たまにしかない」「慣れている」という声が多く集まっています。

多少面倒な頼まれごとであっても、帰省時だけのたまにしかやらないことだと思えるのですね。また、実家暮らし時代にこなしていたことであれば、やり慣れているため、負担も感じにくいようです。

「たまにしか帰省しないので、とくに面倒とも思わずやる」(20代 女性)

「とくに何も感じません。できる人がやればいいと思うので」(40代 男性)

「いつもやっていたことなので、とくに抵抗感もなし」(50代以上 男性)

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第3位 できて嬉しい(19.8%)

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一方で約2割の人は「できて嬉しい」とポジティブに捉えていることがわかりました。「実家にいる家族に貢献できる機会」「普段会えない人と交流できる機会」といった声が挙がっています。


頼まれたことをこなしたときの役に立てているという実感や、大好きで気にかけているペットの世話を自分でやることによる安心感など、精神面でのメリットからも、このような回答があったのだとわかります。

「祖父母と曾祖母の家に、家族そろって挨拶に行くこと。久しぶりに祖父母たちと会えて、顔を見ながらお互いの近況を話せるのでとても嬉しい」(20代 女性)

「親はあまり足が良くないから、役に立てて嬉しい。実家を出てからも常に飼い猫のことは考えているから、実際に病院に連れて行って健康状態を確認できるのは、自分としても安心できる」(30代 男性)

「親の役に立てて、喜んでもらえることがとても嬉しい」(50代以上 女性)

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第2位 仕方ない(21.2%)

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第2位は「仕方ない」という諦めにも似た受け入れの気持ちです。「お盆の時期なので、仏間掃除を念入りにやる要員にされても仕方ない」「エアコン掃除は両親ではできないので、しょうがない」など、必要性や理由が理解できるため受け入れているという声が多く聞かれました。

親の体力的な限界や、自分でなければできないことへの理解が、この感情につながっているようです。

「お盆の時期なので、仏間掃除を念入りにやる要員にされても仕方ないかなと思っています」(30代 女性)

「エアコン掃除は両親ではできないので、しょうがない」(50代以上 男性)

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第1位 面倒だと思う(27.4%)

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最も多かったのは「面倒だと思う」という率直な気持ちでした。「毎回スマホの使い方を教えているので、正直面倒」「家事やスマホのレクチャーなど、とにかく面倒くさい」といった理由が挙がっている一方で、「お金をくれたり少し休めたりするから、帰ってきてよかったような悪いような気分」という気持ちも同時に感じているようです。

面倒だと感じる主な理由は、何度も同じことを繰り返し頼まれることや、帰省してゆっくりしたいという希望が叶わないこと、苦手な分野を頼まれることなどが挙げられます。

「毎回スマホの使い方を教えているので、正直面倒だなと感じる」(20代 男性)

「家事やスマホのレクチャーなど、とにかく面倒くさい。一方でお金をくれたり少し休めたりするから、帰ってきてよかったような悪いような気分。ただ正直、お金を払って帰省してるので、もう少しゆっくりしたいのが本音」(30代 女性)

「家にいてもどうせやることなので、家事や炊事に関して思うことはないです。ただ他人と話すのがあまり得意ではないので、人に会うのは面倒くさい」(40代 女性)

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同ランキングを通じて、多くの人が実家での滞在中にさまざまな手伝いや頼まれごとを経験していることが明らかになりました。家の掃除から食事の準備、スマホのレクチャーまで、内容は多岐にわたります。

心の中では「面倒」と感じながらも、半数以上の人が「快く引き受ける」という対応を取っているのは、家族への愛情や感謝の気持ちの表れともいえるでしょう。重要なのは、公平な役割分担と必要性への理解、そして互いへの思いやりです。

帰省は久しぶりの家族団らんを楽しむ貴重な機会。頼まれごとを単なる負担として捉えるのではなく、家族の絆を深める機会として前向きに受け止めることで、より充実した帰省体験を実現できるのではないでしょうか。事前の準備や家族間での話し合いを通じて、全員が満足できる帰省時間を過ごしたいものです。

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