千住に生きる人々の生き様を映し出す。下町で生まれる不思議アート

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2016/01/14

いま、美術館を飛び出して街を舞台にしたいろいろなアートフェスティバルが日本各地で開催されています。

その中でも「音」にフォーカスしたユニークなアートプロジェクトが「アートアクセスあだち 音まち千住の縁」です。

足立区から生まれたニュータイプのアートプロジェクト

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かつて足立区千住地域のシンボルだった通称「おばけ煙突」

舞台となるのは、東京都足立区千住地域。江戸四宿のひとつとして栄え、現在も東東京のターミナル拠点として機能しているこのエリアは、古くから住むまちの人や近隣の学生など、さまざまな人に愛されながら独自の下町文化が育まれている場所です。

そんな人情深い千住エリアでさえ、他の街と同じように地域とのつながりが、どんどん希薄化されていると言われてます。

そこで音楽やアートを通して、年齢、立場、居住区などを越え、さまざまなひとたちが出会うきっかけをつくることを目的にはじまったのが「アートアクセスあだち 音まち千住の縁」です。

市民とアーティストが協働

「アートアクセスあだち 音まち千住の縁」は、一方的なものではなく参加者を巻き込んで一緒に楽しむのがルール。これまでも地元の銭湯を舞台に、だじゃれと音楽を結びつけた「千住だじゃれ音楽祭」や、現代アーティストのスプツニ子!さんが足立区のローカルヒップホップカルチャーに着目し、地元ラッパーがガイドを務めるバスツアーとライブを開催するなど、音をテーマに老若男女が楽しめる内容のイベントを開催してきました。

「アートアクセスあだち 音まち千住の縁」の冬プログラム

2016年1月も千住ならではのユニークなイベントが多数開催されます。

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1月16日には「空から音が降り注ぐ演奏会」を目指し、音の出る凧や音の出る提灯などのオリジナル楽器を開発し、演奏会を開く「千住フライングオーケストラ」が研究発表会を開催。

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現代美術作家の大巻伸嗣さんは、かつては鉄工所、居酒屋、釣堀だった築50年を超える建物「くろい家」を舞台にした空間インスタレーション展示を発表します。


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