どこで、誰と生きていく?東京にできた1日限りの札幌で移住を考える
不動産の仲介や管理を行う株式会社ビッグによる「賃貸マンション相談コーナー」や、札幌市役所の移住担当者による「札幌の暮らし相談コーナー」もあり、実際に札幌に移住した後のリアルな生活や暮らしについて相談する参加者も。
「移住で気をつけることは?」「札幌に住む良さは?」など、札幌に移住した人の生の声を聞けるセッションも盛り上がりました。また、参加型コンテンツとして、みんなが自由に書き込める札幌マップや、「ここが変わった!最近の札幌」をテーマに写真で現在の札幌を紹介するパネルも用意され、昔と今を比べて驚きの声が出ることもありました。
移住に大切な「職」「住」「コミュニティ」がそろった「みんなの札幌移住計画」は、来場者からも出展者からも大好評。「来て良かった」という声をたくさんもらったそうです。
札幌移住計画のこれから
これからの札幌移住について、札幌移住計画広報担当の赤沼俊幸(あかぬま としゆき)さんにお話をお伺いしました。
「僕が知っているだけでも、今後3年間で100名増員したいという札幌のIT企業を3社知っています。これだけの人数を雇用したい企業が複数あるので、給与水準もあがり、ますます移住しやすくなるのではないでしょうか」。
また2016年夏には、東京の学生が札幌の企業にインターンシップできるような体制を整えていくそうです。
最後に、「これは個人の考えなんですけどね」と前置きをした上で、赤沼さんは移住についてこんなことを語ってくれました。
「僕としては、世界に色んな街がある中で札幌が最高とは思っていないんです。僕は札幌出身で、札幌が好きだからUターンしてきましたが、みんなそれぞれが好きなところに住んだらいいのだと思っています」。
「人生は有限だから。生きる場所は、自分で選ぶ」
札幌移住計画の公式ページには、こんな言葉が載っています。
各地で移住計画が立ち上がったことで、一見、各地域が移住者を取り合うライバルのようにも見えます。でも、移住者にとって本当に大切なことは、自分が幸せに生きていける街と出会うこと。そして、その街に住む人と交流を深めながら自分の暮らしを築いていくことです。
札幌を愛する大勢の方からあたたかい応援を受けて、「札幌移住計画」の活動は大きな一歩を踏み出したばかり。これから「札幌移住計画」を通じて、どんな人が札幌の街と出会い、新しい人生を築いていくのでしょうか。今、移住を考えている人、これから考える人が、幸せな選択をできますように。