神域で、あとつぎ募集中。伊勢神宮へ続く日本一の清流で起業しない?
人が住むところには雇用がある。当たり前のことに着目することが地域活性化の最初の一歩なのかもしれません。伊勢神宮に続く清流の流れる三重県大台町に移住した元広告マンが取り組むのは、「事業継承(あとつぎ)」で始まる移住プロジェクト。今そこにあるハコや資源を最大限活用できる取り組みについて、「地域移住計画」からご紹介します。
神の川「宮川(みやがわ)」の源流域で始まる
「事業継承(あとつぎ)」をテーマにした移住推進プロジェクト!
皇室の氏神(うじがみ)とされる「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」を祀る神明神社の総本社として知られる三重の「伊勢神宮」。まさに日本をつくった神様の総本社なわけですが、古来より「お伊勢参り」をする際には、神宮の手前で必ず渡らなければならない川がありました。それが、神の川と呼ばれる「宮川(みやがわ)」です。宮川を渡ると、それ以降は伊勢の「神域」となるため、古来より禊(みそぎ)を行うための川でもありました。
そんな宮川の源流域に位置するのが、今回の話の舞台となる「三重県大台町」です。
聖なる川「宮川」の源流域は、その名に恥じぬくらいにとても美しい所です。とにかく水の透明度が半端ない。国土交通省が行う水質調査で、なんと11回も日本一に選ばれたことのある清流なのです。
ですが、この美しい清流と緑の山々に囲まれた中山間の町も、近年の人口減少に伴い過疎化が進行しています。
そんな過疎化の進む町に、起業家を呼び込み、雇用を生み出すことにより、町の活性化を目指そうというプロジェクトが始まっています。
それが大台町の「働くところ住むところプロジェクト」です。
いま読まれてます
1 2