架空の商店街に集まる、東東京のものづくり。常識を覆す職人技に注目
肉屋、魚屋、飲食店、様々な店がひしめき合い、夕方になると夕食の材料を買いに訪れるお母さん達で活気あふれる商店街。そんな商店街も大型商業施設などが増えた今、全国的に数を減らしつつありますが、この度東東京に新しい商店街が誕生することになりました。
東東京のどこにできるかって? それは、あなたが今覗いているパソコンやスマートフォンの中に、です。その名も「東東京モノヅクリ商店街」。東東京にあるものづくりの企業が一つに集まり、インターネットを舞台に新しい「エア商店街」を形成します。
「エア商店街」に集まれ!東京のものづくり企業
「東東京モノヅクリ商店街」とは、「ものづくりの町すみだ」に集まるファッション、ライフスタイル産業の製造業を中心に、東京周辺の中小企業を広く支援することを目的にしたプロジェクトです。
ブランド発信感度を上げ、良い物を売り、地域産業のファンを増やす、というミッションを掲げています。今後企業同士のセッションや催し物などを行い、数年かけて継続的に商店街をもりあげながら東東京発信の「モノ」と「コト」を展開させてゆきます。
そもそも東東京、特に墨田区はものづくりの街でした。古くから多くの町工場が広がり、その集積度は日本一と言われています。
1985年からは「すみだ3M(スリーエム)運動」という、墨田区の産業PRとイメージアップ、地域活性化を図る事業も行われており、工業に関する博物館や、工房ショップも数多く存在しています。
商店街を彩る魅力的な企業
様々な企業が参加するこの商店街。ここで参加企業の一部を紹介しましょう。
丸和繊維工業株式会社
創業は1956年。肌着づくりから始まり、今ではニット生地で作られたシャツを作っています。「着心地が良いものを」という気持ちを大切にし、1枚ずつ丁寧にミシンで縫われています。
それはまるで空気を纏っているようで、動きやすさはこれまでのシャツの常識を変えるほどなんだとか。優しさ溢れたそのシャツは、職人の技とこだわりが見えるシャツです。