節分のこと説明できる? 外国人にも教えたいニッポンの「豆」知識

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2019/02/02

節分の日に豆をまくのはナゼ?だるまの目を書くのはナゼ?神社の鳥居が赤いのはナゼ?のように日本には謎の当たり前がありますよね。

でも、いざ「どうして?」と聞かれると答えに困ってしまうことも。特に訪日外国人観光客が増えている現代、出会った外国人に不意に質問されて答えられないかもしれません。

そこで今回は、外国人が多く訪れる日本文化を感じる場所でよく目にするアレコレ日本の伝統競技、さらに2月の伝統行事「節分」に関する疑問を解決していきたいと思います!

実は新しい文化。「だるま」の目を片方だけ塗るのはどうして?

image by: Shutterstock.com

選挙のために作られた必勝だるま、あるいは受験生のために作られた合格だるま

家内安全、商売繁盛、無病息災、良縁祈願、安産祈願、交通安全などに効く縁起物として知られていますが、どうしてだるまは黒目の部分が塗られていない状態で売られているのでしょうか?

image by: Chalie Chulapornsiri / Shutterstock.com

『新装版 開運 だるま大百科』(日貿出版社)によると、目入れのだるまは、

<合格ダルマが誕生したのは、今から約70年前、選挙のために作られた「必勝ダルマ」が元になった>

<合格ダルマは高崎のだるま屋さんのアイデアからといわれています>(どちらも上述の書籍より引用)

とあり、比較的歴史の浅い習慣だと分かります。

群馬県高崎市のだるま職人 image by: PixHound / Shutterstock.com

群馬県高崎の高崎だるまの販売店によれば、左目を黒く塗る際に祈願をし、祈願が成就したら感謝の気持ちとともに右目を黒く塗って供養するといいのだとか。

ちなみにだるまは中国の禅宗の祖であるインド人・菩提達磨(ぼだいだるま)の名前と風体をもとに作られた縁起物。ギョロっとした目が印象的ですよね。


鎌倉・建長寺にある達磨大師像 image by: Shutterstock.com

だるまの目は菩提達磨が赤い法衣を着て9年間洞くつで座禅を組み続けたとき、眠気に打ち勝ちたいとまぶたを切り取ったという伝説から来ているのだとか。

また、9年間の座禅で手足が衰えた姿を、だるま独特のかたちで表現しているとも言われています。身近な置物ですが、知らない話ばかりですよね。

だるまを説明するときに使える英文

First paint the left eye of a Dharma doll as you say your prayer, then paint the right eyeball black with gratitude if your prayer is fulfilled.

訳:最初に左目を塗るときは祈願をして、その祈願が叶ったら感謝の気持ちとともに右目を黒く塗ります。

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