覚えやすい「略語」が便利。仕事でも使える英会話フレーズvol.22
みなさん、こんにちは!英子です。
今回は、シンガポールならではの「地名の由来」についてお伝えいたします。
MRTの駅名や地名もそうですが、ふと歩いていて見かけるストリートの看板を見て、あきらかに英語ではない、見慣れない名称を見かけます。
ときにはマレー語、中国語、ヒンディー語、タミル語、インドネシア語、日本語まで。 多種多様な文化が入り混じったシンガポールならではですよね。
Dhoby Ghat(ドビーゴート)/ヒンディー語:洗う場所
日本人にも人気のエリアです。こちらはヒンディー語で、意味は「洗う場所・洗濯屋」だそうです。すっかり繁華街となった現在の姿からは、ギャップを感じますよね。
1800年代後半には、ここは広い空き地と水路があったそうで、洗濯屋を商いとする人々にとっては、好都合の土地だったことに由来するそうです。
Bukit Merah(ブキメラ)/マレー語:赤い丘
Bukitは「丘」という意味だそうですが、ブキメラのほかにもBukitがつくのはよく見かけます。英語名で同じ意味になるRed hillという地名も近くにあり、ここが赤い丘と呼ばれるようになった神話があるんです。
遠い昔、凶暴なメカジキがシンガポールの南海岸に出没しました。そこで、ある小さな男の子が提案した解決策でメカジキを追い払うことができました。
すっかり英雄となった男の子に嫉妬したサルタンは、丘の頂上で男の子を殺し、その血が丘に流れたことによって赤い丘と呼ばれるようになったそうです。意外にも残酷な由来だったんですね。
知っておくと便利な略語
今週も「知っておくと便利な略語」をお届けします。
WIP=Work In Progress(作業中)
仕事や勉強などが進行中である、という状態を表しています。
Please note that our new curriculum is still a WIP.
(私たちの新しいカリキュラムはまだ完成形ではないということを覚えていてください)
ちなみに経理系の用語「仕掛品」という意味でWIPと略されることもあります。
OTOH= On The Other Hand(他方では・一方で)
ある主題に対して、対比的な事柄を述べるときに持ち入ります。
On the one hand my boss praised my report, but OTOH he criticized it.
(一方でボスは私の報告書を賞賛したが、他方ではそれを批判しました)
FKA= Formerly Known As ~(以前は~として知られていた)
「~として知られる」という意味を持つAKA(Also known as ~)もよく見かける表現ですよね。
ぜひみなさんも使ってみてくださいね。では本日はこのへんで。
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