ベトナム「メコン河」で船にゆられ、地球の雄大さに触れる旅に出る

TRiP EDiTOR編集部
TRiP EDiTOR編集部
2020/01/18

ベトナムに行くのなら、一度は雄大なメコン河の風景を見てみたい…ふと、そんな想いに駆られたことはありませんか?

メコン河は全長4,000km以上にも及ぶ大河です。源流をたどるとはるかチベットにまでたどり着き、ミャンマー、タイ、ラオス、カンボジアなどの国々の地を流れ、ベトナム南部にてようやく南シナ海へと出会います。

チグリス河やナイル河をはじめ多くの大河がそうであったように、メコン河流域にも古くから文明が栄え、特に河口一帯の肥沃な地は“メコンデルタ”と呼ばれ、人々にさまざまな恩恵をもたらしているのです。今回は、そんなベトナム旅のハイライトともいえる、メコン河クルーズについてお話ししましょう。

ホーチミンから日帰りで行ける「メコン河」へ

image by:小林繭

メコン河クルーズが行われるのは、ベトナム南部。ホーチミンから南へ約70km、車で2時間ほどのミトーの街です。ミトーにはクルーズ用の乗船場があり、そこから船に乗って河口に点在する小さな島へ渡ります。

同地で行われている養蜂やココナッツキャンディー工房、果樹園などを見学してから、小さな手漕ぎの船に乗り換えてジャングルクルーズを楽しみ、そのあとにランチというのがお決まりのコースのようです。

ようはお土産とショッピングがうまい具合にツアーに組み込まれていて、ツアー参加費のほかにもお金を落としていってくださいね、というわけ。世界中どこでもよくある、観光客側としてもワガママが叶うお手軽パターンの観光コースとなっています。

image by:小林繭

ミトーの街まではもちろん自力で行くこともできますが、ホーチミンからは日帰りのメコン河クルーズツアーが数多く出ているので、面倒くさくないのはこのツアーを利用する方法。朝、泊まっているホテルまで迎えに来てくれて、帰りもホテルまで送り届けてくれます。価格にしてひとりUS25$〜ととってもリーズナブル。

日本語ガイド付きにしたり、大型観光バスではなくもっと小さなバン利用などにするともう少し値段が高くなりますが、いずれにせよベトナムはまだまだ物価が安いので、あまりお金のことは心配せずとも大丈夫そうです。

これがやってみたかった!憧れのジャングルクルーズ

image by:小林繭

ミトーに到着すると、船着場からそこそこに大きさのあるクルーズ船に乗り込みます。日本の湖にある遊覧船みたいな感じの船で、この船に乗って悠々とメコン河をクルーズするのですが、なんといっても目を奪われるのは。一面に広がる茶色い川の風景。


image by:小林繭

太陽に反射してキラキラと輝く様子は実に美しく、旅情あふれる風景を楽しむことができます。河口付近は川の幅も3kmほどあるというので、川というよりも海を渡っているような気分に近いかもしれません。

ちなみに、水が茶色いのは泥を巻き上げているからで、水そのものの透明度は高く栄養度も高いため、豊富な種類の魚が生息しているそう。

いま読まれてます
TRiP EDiTOR編集部

TRiP EDiTORは、「旅と人生をもっと楽しく編集できる」をコンセプトに、旅のプロが語りつくす新しい旅行メディアです。

エアトリ 憧れの北欧。デンマーク・コペンハーゲンで暮らすように旅をする
ベトナム「メコン河」で船にゆられ、地球の雄大さに触れる旅に出る
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
TRiP EDiTORの最新情報をお届け
TRiPEDiTORオフィシャルメルマガ登録
TRiP EDiTORの最新記事が水・土で届きます