島根には世界一の砂時計も。山陰・山陽エリアの珍しい「美術館&博物館」
芸術に触れられる「美術館」や新しい知識を得られる「博物館」は、定番の旅行先のひとつ。もちろん訪れるだけでも楽しいですが、実は全国には少し変わった個性的な展示に力を注ぐ美術館がいくつも存在します。
今回は旅行先として大注目の山陰・山陽エリアで注目の「美術館・博物館」をご紹介します!
目次
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
いがらしゆみこ美術館/岡山県
『キャンディキャンディ』の作者として知られる少女漫画界の巨匠・いがらしゆみこ先生。お姫様の世界を満喫できるかわいいのあふれた美術館が、岡山県倉敷市にある「いがらしゆみこ美術館」です。
いがらし先生の描くかわいい女の子やプリンセスたちを原画や複製画などで楽しめるほか、ここでしか見られない倉敷の風景画なども見られます。
憧れのプリンセスたちを眺めた後は、実際にドレスや袴をレンタルしてのお姫様体験もおすすめ。いがらし先生の描く世界から飛び出したようなドレスやジュエリーなどを身につけて、プリンセス体験を楽しみましょう。
- いがらしゆみこ美術館
- 岡山県倉敷市本町9-30
- 公式サイト
BIZEN中南米美術館/岡山県
海外の歴史や遺跡、考古学などに興味のあるかたにおすすめなのが、日本で唯一の中南米考古学美術館「BIZEN中南米美術館」です。
約2,100点もの中南米の美術品が展示されており、世界で見てもこれほどたくさんの展示がある美術館は珍しいのだとか。
驚くべきはこの中南米の美術品を個人が趣味で収集していたということです。コレクターの故・森下精一氏は中南米の考古学と美術品に惚れ込み収集を趣味とし、後に中南米への理解を深めるきっかけとなればと施設と収集品すべてを寄付しました。
ナスカの地上絵が描かれた貴重な土器や土偶などが分かりやすく展示されています。説明も親しみやすく堅苦しくないので初めて中南米の考古学に触れる方にもおすすめです。
- BIZEN中南米美術館
- 岡山県備前市日生町日生241-10
- 公式サイト
鳥取砂丘 砂の美術館/鳥取県
鳥取一の名所「鳥取砂丘」。その砂丘のすぐ側にあるのが「鳥取砂丘 砂の美術館」です。世界初の砂をテーマにした美術館で、毎年ひとつのテーマを決めた展示が行われています。
展示されている砂像は世界各国からのアーティストを招いて作られる最高レベルのもの!想像をはるかに超えた大迫力の砂像が楽しめます。
近年テーマとして掲げられているのが「砂で世界旅行」。有名建造物や歴史などが砂で再現されており、2022年7月からはエジプトがテーマに。ピラミッドやスフィンクスなど、砂での再現性も高そうなのでとても楽しみですね。
- 鳥取砂丘 砂の美術館
- 鳥取県鳥取市福部町湯山2083-17
- 公式サイト
三朝バイオリン美術館/鳥取県
鳥取県内で人気の温泉地「三朝温泉」にある、珍しい美術館が「三朝バイオリン美術館」です。温泉街の外れにひっそりと佇む同館は、その佇まいもどこか上品。自然の中でバイオリンの音色が聞こえてきそうな素敵な雰囲気です。
展示されているのはバイオリンの制作過程や調整に関する展示、バイオリン作成に使う道具など普段目にすることのないものばかり。バイオリンの体験プランもあります。
定期的にコンサートも行われているので事前に日程をチェックして訪れるのがおすすめ!美術館の2階はコンサートホールになっており、美しい音色を楽しめます。
- 三朝バイオリン美術館
- 鳥取県東伯郡三朝町三朝199-1
- 公式サイト
鳥取二十世紀梨記念館 なしっこ館/鳥取県
鳥取の特産品といえば梨!みずみずしく柔らかな「二十世紀梨」についてのミュージアムは、鳥取ならではです。「鳥取二十世紀梨記念館 なしっこ館」は梨のルーツから育て方、さらに日本文化と梨の関係までもが学べる梨に特化した博物館です。
梨についてじっくり学んだ後には1年中楽しめる梨の食べ比べコーナー、梨ソフトやパフェなどが楽しめるパーラーで幸せな甘い時間を過ごしましょう!
- 鳥取二十世紀梨記念館 なしっこ館
- 鳥取県倉吉市駄経寺町198-4
- 公式サイト