日本人が本当の美味しさを教えたくなる、外国人が苦手なものランキング
好物があれば苦手な食べ物もあるはず。筆者はパクチーが苦手で、何度かチャレンジしてみたのですが、どうしても克服することができませんでした。きっともっと他の食べ方を試してみると違ったのかもしれません。
さらに日本人にとってはごく普通に食べているグルメのなかには、訪日外国人が苦手だなと思うものもある様子。そこで実際にさまざまな国出身の外国人に「日本のグルメ」についてアンケートを実施してみました。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
外国人が苦手だなぁ…と思う日本食ランキング
第5位 発酵食品
まず第5位からご紹介します。今回の調査でいくつか名前が上がったのは、「塩辛」や「ぬか漬け」といった、日本ならではの発酵食品でした。
「好きな漬物もあるけど『奈良漬け』だけはどうも苦手でした。お酒の匂いが強いからか、口に運ぶことに躊躇しちゃうんですよね」(中国出身)
「ホタルイカの『沖漬け』とか『塩辛』とかが苦手です」(ラトビア出身)
「『ぬか漬け』の独特の匂いと歯ごたえがダメでした…」(フランス出身)
たしかに独特の香りやクセのある発酵食品は、ちょっぴり大人の味。筆者も幼少期に親戚のおじさんとおばさんが、「塩辛」をつまみに美味しそうにお酒を飲んでいて、試しに食べてみたらすごく大人の味がしたことを覚えています。
それから年齢を重ねて居酒屋へ行った際、塩辛とジャガバターを一緒に食べてみると、美味しさのあまりにハマってしまいました。個人的にはそのままより食べやすいので、外国人のみなさんにおすすめしたい食べ方のひとつです。
第4位 豆腐
続いて、第4位には「豆腐」がランクイン。豆腐といえば、カロリーも低く栄養豊富。ダイエットや健康維持の強い味方ですよね!
「豆腐や湯葉などの大豆製品が食べられません。味がないから…」(チェコ出身)
「湯豆腐や冷奴など、豆腐そのまんまって感じのメニューが苦手です。味が薄くて食感もあまり感じないから、何を食べているのかよくわからない…」(アメリカ出身)
「冷奴など、あまり味がない豆腐のメニューが苦手です。まずいとは思わないけど、美味しいとも思えないんです」(中国出身)
味や食感に主張が少ないぶん、いろんな食材との組み合わせが楽しめる万能な豆腐。しかしその控えめな風味ゆえ、一部に人には不評な模様。
ただ、豆腐こそ多種多様な応用レシピがあるも特徴です。さらにダイエットの味方ですので、ヘルシーな食材として活用してみてもいいかもしれませんね。
第3位 刺身
日本食の定番メニューともいえる「刺身」が第3位に。魚や卵を生で食べるのは、日本特有の食文化のひとつといっても過言ではありません。
しかしながら生の魚や卵には、細菌や寄生虫がいる可能性もあり、食中毒のリスクがあることから食べないという国も。
日本は徹底された衛生管理のもと、安心して生で食べられますが、火を通さずに食べることに抵抗のある人もいるみたいです。
「生臭さがあり、口の中が海になったようで耐えられなかった…」(チェコ出身)
「アメリカはイカやタコも食べる文化がないです。エイリアンみたいで食べられたもんじゃないって思う人も少なくないと思います」(アメリカ出身)
日本料理を扱う飲食店は、多くのお店で「切り身」や「盛り合わせ」が用意されていますよね。ただ、生で食べる文化がないからこそ、日本にきて初めて刺身を食べたという外国人も少なくないようです。
そして初めて食べる食感や風味に、驚いたという声もいくつか聞こえてきました。もちろん食べ慣れていない食文化だからこそ、抵抗を感じる気持ちはとてもわかります。
個人的には、北海道や北陸地方の新鮮な魚をぜひ食べていただきたいです!あの美味しさは日本人でも、他県民からすると羨ましいと思ってしまうほど。ちなみにイカに関しては、北海道・函館や佐賀県・呼子も外せませんね!