過去118年、猛暑日なし!?勝浦の名所を駆け抜けるサイクリングロード
海辺の街を自転車で、ゆったりと観光してみませんか?千葉県南東部のリゾート地として知られる海辺の「勝浦市」は海沿いにいくつもの観光名所が連なる街です。
実はこの勝浦市は、車がなくても楽しめるサイクリングコースが充実しており、サイクリングスポットとして有名!
海からの風を体中で感じながら走るサイクリングコースは、サイクリストでなくともとても魅力的です。今回は自転車でめぐる、勝浦市のサイクリングコースをご紹介します!
目次
勝浦市ってどんなところ?
電気もガソリンも使わず、自分の力で進むサイクリング。サステナブルな移動手段として欧米ではかなり前から定番化しているサイクリングですが、ここ数年は自転車を使った旅行も注目を集めていますよね。
日本国内にも絶景が見られるサイクリングコースがいくつもありますが、勝浦市もそのひとつ。
千葉県の南に位置する勝浦市は、太平洋に面した美しい街です。海岸部と海域公園は南房総国定公園に含まれ、日本の海水浴場100選、日本の渚100選などにも選出されています。
それだけで美しい海が見られる街ということが分かりますね。しかも海だけでなく山もあるのが特徴。市の3分の2は山地という、海あり山ありの自然に囲まれた街なんです。
加えて勝浦市は、夏でも涼しく過ごしやすいのも特徴!8月でも平均気温は30度以上にならず、2024年時点で過去118年以上猛暑日がないのだそう。夏でも比較的サイクリングが楽しみやすいエリアです。
レンタサイクルが充実!
勝浦市にある「勝浦市観光協会KAPPYビジターセンター」には、約20台のレンタサイクルが用意されています。自転車の種類は、
- ・電動アシスト付きシティサイクル
- ・クロスバイク
- ・電動アシスト付き子供乗せサイクル
の3種類。
クロスバイクで本格的にサイクリングを楽しむこともできますし、電動アシスト付き自転車でゆったり走ることも可能です。
レンタサイクルは冬場は午前9時から午後4時まで、日が長い夏の間は午前9時から午後5時まで。1日サイクリングを楽しむには十分な時間ですよね。
料金はシティサイクルとクロスバイクは1,500円、子ども乗せサイクルは2,000円とお手ごろです。
- 勝浦市観光協会KAPPYビジターセンター
- 千葉県勝浦市墨名815-56
- 1,500円〜
- 定休日:年末年始(12/31~1/3)
- 貸出時間:11月~4月9:00~16:00/5月~10月9:00~17:00
- 公式サイト
楽しみ方いろいろ!勝浦市のサイクリングコース
勝浦市観光協会おすすめのサイクリングコースは4つ!所要時間や見たい景色によって走るコースを選択できます。
海の側を走る「さと海ショートコース」「さと海ロングコース」、街なかを走る「街並みコース」、緑のなかを走る「さと山ロングコース」があり、所要時間は1時間40分から2時間10分まで。サイクリングを楽しむには長すぎず短すぎず、ちょうどよいコースばかりです。
それぞれのコースはまったく違う道を走るため、走るたびに新しい発見ができます。それぞれのコースの魅力に迫ってみましょう。
さと海ショートコース:海の景色を楽しみながら走れる!
4つのコースのなかで一番短く、海の景色を楽しみながら走れるのが「さと海ショートコース」です。全長6km、約1時間40分で走破できるコースはサイクリング初心者の方でもチャレンジしやすい気持ちの良いルートです。
1.官軍塚
まずは太平洋を見渡せる眺望スポットの「官軍塚」を目指して出発!官軍塚はその昔、この付近で船が難破し、亡くなってしまった熊本藩の乗組員たちを供養したことが名前の由来となっています。
この辺りは岩礁地が広がり、船にとっては難所だったのだとか。現在は美しい展望スポットとして知られています。
2.八幡岬公園
続いて向かうのは「八幡岬公園」から丘の道にかけて。ショートコースでは唯一の上り坂となりますが、傾斜は緩やかで電動アシスト付き自転車やクロスバイクであればなんなく上り切ることができます。
八幡岬公園はかつて勝浦城があった場所で、崖の上から海を見渡せる絶景スポットとなっています。
3.勝浦漁港
次に向かうのは「勝浦漁港」です。活気あふれる漁港で、午後4時を過ぎると多くの釣り人も訪れています。
透明度のとても高い海で、岸から見下ろしてみると魚影がはっきを見えることも。漁港の近くには、水揚げされたばかりのお魚がいただけるお店もたくさんあるので、ランチは漁港周辺がおすすめ。