日本全国に宿泊施設を展開している星野リゾート。「星のや」を筆頭に6種類のブランドを展開しているなかで、温泉を完備した旅館ブランドとして人気が高いのが「界」。現在、日本各地に22カ所を展開しています。

今回は、そんな「界」ブランドの中でも、秋だからこそ堪能できる絶景が待っている「美しい紅葉が楽しめる6施設」をご紹介します。

それぞれに違う趣を持つ温泉旅館で、紅葉に色付く木々と共に湯あみを楽しめる名所の数々について、さっそくチェックしてみましょう。

温泉旅館ブランド「界（かい）」が掲げるテーマは、「王道なのに、あたらしい。」。

和の伝統を大切に、立地する地域の魅力を生かしながら、現代の人々が持つニーズをしっかりと反映した心地良い空間が作り上げられているのが特徴です。

2022年には21施設目となる「界 出雲」が、島根県・出雲ひのみさき温泉に開業。長崎県・雲仙温泉には22施設目の「界 雲仙」がオープンし、ますます広がりを見せています。

土地の文化を生かした客室「ご当地部屋」や、伝統工芸を体験できる「ご当地楽」なども魅力的ですが、この時期に魅了してくれるのが、「温泉に浸かりながら楽しめる紅葉」です。22施設の中から、珠玉の6施設を見てみましょう。

界 ポロト／北海道・白老温泉（10月初旬〜10月下旬）

北海道の中でも鮮やかに移り変わる四季の様子が卓越していると評判の、白老町「ポロト湖」の湖畔に位置する「界 ポロト」。全部屋がポロト湖ビューという極上のロケーションに、アイヌ文化の伝統や精神を取り入れた旅館です。

アイヌ民族特有の建築群にインスパイアされた、とんがり屋根が特徴の「△湯（さんかくのゆ）」と、ドーム型の「〇湯（まるのゆ）」という湯小屋を持ち、有機質を含んだ植物由来の「モール温泉」を堪能することができます。

中でも特別室となる「客室露天風呂」は、紅葉の木々を独占できる極上のスポット。10月初旬〜10月下旬にかけて、雄大なポロト湖がたたえる美しい水面と紅葉の組み合わせに、北海道の大自然に訪れた秋を存分に感じられます。

界 川治／栃木県・川治温泉（10月中旬〜11月上旬）

東京から約2時間半、栃木県・鬼怒川温泉より車で15分ほどの「川治温泉」に立地する「界 川治」。観光スポットの日光市・川治湯本駅からも徒歩11分と、非常に訪れやすいロケーションが魅力です。

豊かな渓流沿いに位置し、入口では水車がお出迎え。水車小屋を生かした粉挽き体験、和紙の手漉き体験といった、里山で受け継がれる生活の知恵を再体験することができる貴重なスポットでもあります。

注目の温泉は、広々とした内湯と川のせせらぎをBGMに採用した露天風呂を完備。四季の移り変わりをたっぷり楽しめる露天風呂での紅葉狩りに加え、敷地内の足湯でも眼前に広がる紅葉を楽しむことができます。

• 関連記事
• >>>コロナ疲れを癒す温泉×リゾート。混浴もある栃木県「川治温泉」

界 鬼怒川／栃木県・鬼怒川温泉（10月中旬〜11月上旬）

「界 川治」と同じく栃木県に立地し、鬼怒川の渓流沿いという絶好のロケーションが魅力の「界 鬼怒川」。ぬくもり溢れる「とちぎ民藝」がそこかしこに光る館内は、印象的なガラス張りの大窓など、開放的な雰囲気に溢れています。

なかでも、癒しの音色を響かせる益子焼の水琴窟が設置された中庭は、春の新緑から冬の雪景色まで四季の彩りが顕著にわかるスポット。十和田石で造られた露天風呂はもちろん、ガラス張りの広々とした内湯からも美しい自然を眺めることができます。

さらに、昼と夜で顔を変える絶景を独占できる「客室露天風呂」があるのも見逃せないポイント。特にライトアップされた夜間の幻想的な風景は、日中の鮮やかな紅葉とはまた違った趣を堪能することができますよ。

紅葉を「アート」のように楽しむ