子どもの視点がリアルにわかる。大人も楽しめる東京・青山の穴場カフェ
楽しそうに毎日を過ごしている子どもたち。さっきまで笑っていたかと思いきや、いきなり泣き始めたり。おもちゃに夢中になっていたと思えば、すぐに飽きたり。私たち大人からすると、「不思議だなぁ」と思う行動は一つや二つではありません。
自分たちの幼少期を振り返ってみても、子どもが何を考えているのか理解することは少し難しいですよね。
そんな子どもならではの気持ちや視点を知れる施設が東京・青山に登場。大人はもちろん、子どもと一緒に楽しめるカフェなのでぜひ参考にしてみてくださいね。
子ども連れで楽しめる施設が青山に!
筆者は日ごろからあまり子どもと触れ合う機会がなく、たまに友人のお子さんたちに会う機会があっても、慣れていないからか、コミュニケーションが少し難しいなと思うことがありました。
でも、昔は私たちにも子ども時代がありましたよね。もう当時を覚えていることなんて少ないですが、せっかくなら子どもの気持ちを理解してみたいと思い、今回こどもの視点ラボ(c)がプロデュースした「こどもの視点カフェ」を訪れてみました。
「こどもの視点カフェ」があるのは、明治神宮外苑のいちょう並木からほど近い場所に位置する「ITOCHU SDGs STUDIO」の2階。
同じフロアには「ITOCHU SDGs STUDIO KIDS PARK」(要予約制)も併設されており、こちらは子どもたちが遊びながらSDGsに触れられる施設。なんと無料で遊ぶことができます。筆者が訪れたときも平日でしたが、多くの子ども連れの家族でにぎわっていました。
「子どもって何で泣いているの?」がわかるカフェ
「こどもの視点カフェ」でまず出迎えてくれるのは、赤ちゃんのような大人のような展示物。
インパクトがすごいですが、こちらは『ベイビーヘッド』という、赤ちゃんの頭の大きさを大人に置き換えたもの。大人サイズになるとこんなに大きいんです!
赤ちゃんの頭の大きさ・重さは、大人に換算するとなんと長さは約45cm。重さは約21kgも!
ちなみに新生児の頭の大きさ重さ(体重の約30%)を、身長180cm体重70kgの男性に置き換えて算出しており、その重さを実際に体感できるよう重りも一緒に展示しています。持ってみるとかなりの重さ。
そんな「重さ」への衝撃は、小学生に上がった子どもたちまで続きます。
小学生のころランドセルを背負って登下校していましたが、その中には教科書が入っていて、週末には持ち帰るものが増えたり、「重いなぁ〜」と思っていた記憶がありませんか?
いまでこそ大人になってランドセルを背負う機会もなくなりましたが、当時の重さを体験できるのが『大人ランドセル』です。
サブバッグや水筒、そのほかも含めて総量18.9kg!実際にランドセルを背負ってみると、重量に驚いて後ろにひっくり返ってしまいそうなくらい(重すぎて危険なため、ランドセルのみの重量は14kgで制作)。
重さだけでかなりの衝撃を受けましたが、子ども視点に立ってみると、物の「大きさ」にも驚きます。
- ※ランドセル重量を5.7kgとし、6歳女子の平均体重を体重70kgに置き換えて重さを算出
- ※体調の悪い方、妊婦さん、こどもの方は体験をお控えください
毎日の朝食、もしも私たちが子どもだったら、いまはどのくらいの大きさに感じられるのでしょうか?
実際に『2歳の朝食』では、2歳児から見た朝食風景を再現しており、すべてが大人の約2倍サイズ(2歳児の手のひらサイズ<10cm>を成人男性の平均サイズ<18.3cm>に置き換えて算出)。
大きすぎる牛乳パックに悪戦苦闘。カップに牛乳を注ごうとしてもなかなかバランスが取れず、両手でも支えられないほど。
実際に牛乳が入っていたら必ずこぼしていたはず…!
小さいときに飲み物をこぼしたら親に怒られた記憶がありますが、実際に体験すると子どもたちに悪気なんて一切ないことがわかります。
もしも親に怒られてしまったとき、子どもは泣いてしまうこともあります。だって、大人は怖いんですから。
小さい子から見ると大人は4m級の巨大生物。そんな大きさの生物に見下ろされながら怒られる体験をできるのが『4mの大人たち』です(身長75cmのこどもを身長180cmの成人男性に置き換え2.4倍として計算)。
子どもたちから大人はどう見えているのかをVRで体験することができるのですが、大人はかなりの大きさ!
いままでは、「なぜ子どもってなぜ泣くの?」と思っていましたが、VRを体験してみると、大人を見上げながら「これは泣いてしまう…」と感じます。
上から話しかけるのではなく、子どもたちに接するときは、目線を同じくらいの高さにあわせた上でお話しするといいかもしれませんね。