私の「誕生木」は、なんの木?自分だけの木目と暮らすグッズが魅力的
自分の生まれ月を表した「誕生石」、自分の誕生日にちなんだ「誕生花」。生まれに関したものって、自分の身近に置いておきたくなりますよね。それに並び登場したのが「誕生木(たんじょうもく)」。自分の生まれ月を表した樹木のことです。初めて聞いた!という方も多いのではないでしょうか。
わたしの「誕生木」は?
昔から日本人になじみのある12の樹種から選ばれたのが誕生木です。それぞれの木の特徴と、木言葉をご紹介しますね。あなたの誕生木はどれになりますか?ちなみに筆者は8月生まれなので「欅(ケヤキ)」。古くからの建物を支える欅には、力強さを感じます。
1月:松(マツ) 神が宿る神聖な木・「荘厳」
2月:胡桃(クルミ) 長寿・豊饒・多産の象徴 ・「知性」
3月:檜(ヒノキ) 古くから最高の木材とされた ・「不滅」
4月:山桜(ヤマザクラ) 清楚で凛とした・「微笑」
5月:杉(スギ) 健やかな成長と立身出世の願い・「雄大」
6月:樟(クスノキ) 古来より精霊が宿る木・「忍耐」
7月:栃(トチ) 十も千も実や葉を多く付ける・「博愛」
8月:欅(ケヤキ) 京都・清水寺の舞台を支える・「崇高」
9月:朴(ホオ) 古くから食物との関係が深い・「友情」
10月:栗(クリ) 日本人と古くから長い付き合い・「公平」
11月:銀杏(イチョウ) 人類の歴史より遥かに古い・「長寿」
12月:樅(モミ) スピリチュアルな力がある・「向上」
元来、日本人ほど木と生活をともにしてきた民族も少ないとも言われます。その言葉の通り、日本では長い歴史の中で樹種の特性に応じた使用方法で、 住宅の材料から生活用品に至るまで木が利用されてきました。木によってそれぞれ木目や色も違います。この一つ一つに歴史と物語があると思うと素敵だと思いませんか?
「木」身近に感じてもらう
誕生木を広めるプロジェクトを勧めているのは、兵庫県の住空間設計Laboと、クリエイティブ分野に特化したスクール運営事業を行っているVantan。
誕生木を使った雑貨の開発とPRを行い、この「誕生木」の物語を通して木の素晴らしさを広める活動を行っています。こういった試みが評価され、ウッドデザイン賞2015審査委員長賞(奨励賞)も受賞しています。