女性の温泉ひとり旅。昭和レトロ感がたまらない大分県・鉄輪温泉編
湯の川パワーでも熱帯魚も生息!?
鉄輪の町の特徴としてあげるべきは、湯の川のダイナミックさも忘れてはいけません。温泉町に流れる川の風景はいつも旅情を誘いますが、鉄輪の町を流れるのはもうもうと湯けむりをあげる湯の川で、それも大雨が降った後のようにドバドバとものすごい勢いにあふれるもの。
あたり一帯は足元からのぼってくる硫黄の香りにすっぽり囲まれ、源泉があることを示す煙突が湯気とも湯けむりとも区別がつかない雲の中から顔を出しているような感じ。
絵本の中に存在する、どこでもない国のどこでもない町のような雰囲気に、なんともいえない情緒をかき立てられるのです。
ちなみに、この湯の川の河口付近にはグッピーやテラピアも生息しているのだとか!
これだけの湯量の温泉が湧き出せば、気候区分とは異なる生態系が生まれてもなんの不思議はないのかもしれません。
なんだか、あまりにもダイナミックで笑ってしまいました。白池地獄にはこの温泉の湯を利用した「熱帯魚館」なるものがあり、アマゾアンに棲むピラニアやピラルクを見ることができるので、興味がある人は地獄巡りついでにぜひお立ちよりください。
お楽しみどころ満載の別府温泉ですが、ひなびた感が好きな人はぜひとも鉄輪温泉へ。これぞ温泉文化の原点!がぎっしりとつまった町です。
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