年間2億本を売り上げる！三重県が誇る井村屋「あずきバー」
～村上龍の編集後記～
「あずきバー」を知らない人はたぶんいないかも知れない。まさに、理想の商品だ。
実質的創業者の井村二郎は、生死をともにした戦友たちと会社を作った。
独創性と先見性に優れ、「人のやらないこと、人が真似するようなことをやる」という姿勢を貫いた。
無類の新し物好きだったらしいが、世に送り出した商品は「決して飽きない」ものばかりだった。
話題の新商品や食べ物屋に長い行列ができる国で、「飽きられないもの」を生み出すのは非常にむずかしい。
井村二郎の精神は、浅田さん率いる現代の「井村屋」に脈々と息づいている。
＜出演者略歴＞
浅田剛夫（あさだ・たけお）1942年、三重県生まれ。中央大学卒業。1970年、井村屋製菓入社。2003年、代表取締役社長就任。2013年、井村屋グループ会長就任。
source：テレビ東京「カンブリア宮殿」
取材・文 / MAG2 NEWS編集部
※本記事はMAG2 NEWSに掲載された記事です（2017年7月20日）
