外国人が殺到する城崎温泉、どうやって訪日観光客を36倍に伸ばしたか?
こうのとりが傷を癒した「鴻の湯」
1400年前、こうのとりが足の傷を癒やしたことからこの温泉が発見されたという伝説が言い伝えられています。幸せになれる温泉としても知られているのだとか。
豊岡市城崎町湯島610
営業時間 7:00~23:00
定休日 火曜日(祝日の場合は営業)
料金 大人600円、小人300円
Tel:0796-32-2195
柳の木のもとで発見された「柳湯」
柳の木のしたから湧き出たことに由来してつけられた「柳湯」。大正ロマン風の外観が風情を漂わせています。檜が使われているので、木の温かみを感じます。
豊岡市城崎町湯島647
営業時間 15:00~23:00
定休日 木曜日(祝日の場合は営業)
料金: 大人600円、小人300円
Tel: 0796-32-2097
一生一願の湯「まんだら湯」
「一生一願の湯」として知られています。養老元(717)年、病に苦しんでいる人のために名湯を見つけたいという道智上人((どうちしょうにん)が、一千日間の修行をしたところ、湧き出たのがこの「まんだら湯」でした。まんだらだけに、外観も個性的ですね。檜造りの露天桶風呂や気泡風呂もあります。
豊岡市城崎町湯島565
営業時間: 15:00~23:00
定休日: 水曜日(祝日の場合は営業)
料金: 大人600円、小人300円
Tel: 0796-32-2194
日本最大の駅舎温泉「さとの湯」
城崎温泉駅からすぐのところにある「さとの湯」は、日本最大の駅舎温泉です。建物は3階まであり、1階はフロント、2階は大浴場、3階は円山川の景色が眺められる露天風呂。玄関横には足湯もあり。
There are 7 public hot springs in Kinosaki Onsen and we’ve already tried two of them: Satono-yu & Goshono-yu. Amazing http://t.co/OHw2Bid11u
— Mario ¯\_(ツ)_/¯ (@itsa_Mario) 2013年11月14日
「城崎温泉には7つの公共温泉があるんだけど、さとの湯と御所の湯を試してみたよ。素晴らしかった!」
豊岡市城崎町今津290-36
営業時間: 13:00~21:00
定休日: 月曜日(祝日の場合は営業)
料金: 大人800円、小人400円
電話番号: 0796-32-0111
また、城崎温泉に訪れた外国人観光客の声がこちら。
Peace, simplicity, beauty, zen, water, greenery and relaxation in an amazing #onsen in Japan.
.
.
.
.
.
??#japan #japon #kinosaki #kinosak… pic.twitter.com/DXqzLqbZWQ— Lucie Aidart ✈ (@vvagabondages) 2017年8月18日
「平和、シンプリシティ、美しさ、禅、水、緑、安らぎのある素晴らしい日本の温泉。#城崎」
I was on holiday ? I went to Japan in 2015, what wonderful people and a beautiful country, especially the hot spas at kinosaki Onsen ?
— Rozroam (@04_Rozroam) 2017年6月6日
「2015年に日本に行ったけど、なんて素晴らしい人々と美しい国。特に城崎温泉は格別」
外国人が感じる城崎の魅力は、観光化されすぎていないところ
日本人の私たちから見ても、7つの外湯めぐりは魅力的ですが、外国人旅行客にとっては温泉の湯はもちろんのこと、その歴史や建物の外観、情緒溢れる町の雰囲気など、エキゾチックな体験を楽しむことができるのではないでしょうか。
外国人の旅行客が増えつつある城崎温泉ですが、豊岡市はもっとたくさんの旅行客に来てもらうために、「コミュニケーション」を促進させることを考えています。
先ほどの豊岡市の大交流課に今後の抱負を聞いてみました。
「外国人旅行客へのインタビュー調査等の結果では、良質な口コミが他の旅行客を誘客すること、城崎地域の魅力の一つは観光地化されすぎていない点であること、といった結果が出ております。
また、城崎に来る多くの外国人が流暢でない英語を使う日本人とのコミュニケーションをローカルな体験として楽しんでいるということが分かっています。 城崎固有の文化(外湯体験や浴衣でのそぞろ歩き)と日本人とのふれあい(コミュニケーション)を介在させることで、外国人旅行客の感動体験へとつなげ、良質な口コミの発信を促したいと考えています」
(豊岡市役所 大交流課)
外国人旅行者が増えつつある中、あまりに観光化されすぎても魅力が半減してしまう。だから、城崎らしさを保ちつつも、ふれあいを大切にしたおもてなしをしていく、というのが今後大切なポイントとなりそうです。