日本人が500年受け継いできた「吉野杉と吉野桧」という伝統
奈良県の産業のひとつである「集成材」の製造工場を見学
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奈良県の産業のひとつである「集成材」の製造工場も見学。薄く削られた木を、一つずつ手作業で貼っていきます。
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集成材の製造工程のなかでも、特に奈良県吉野地域が得意とする「化粧貼(けしょう貼り。木材にきれいな吉野材の薄い板を貼り、見栄えを良くする技術)」の工程や「木材の乾燥機、グレーチングマシン、減圧乾燥機で乾燥させた吉野材木の美しさや強度」なども見学。
建築関係者が参加するツアーだけあって、内容が専門的。木材を熟知した方からの質問が飛び交います。
伐採現場にドキドキ!!目の前で伐採され倒れる木を眺める
そしていよいよ伐採が行われている山へ。
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急な斜面をどんどん上に登って行き、樹齢約110年の木の近くまで行きました。思っていたより急斜面で、かなりキツイ・・・。下を見たらかなり高い場所まで来ていた(汗)
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何とか登れたけど、戻る方が怖いかも・・・こんな急斜面で、林業の方たちは仕事をしているんですね。
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おもむろにチェーンソーを構えるとブィーン!!と大きな音が経ち、その音が山に反響して、何を話しているのかほとんど聞こえない。
角度を変えたりしながら、チェーンソーの刃を入れていきます。そういえば、昔はこれを斧やノコギリでやっていたんですよね。
息を飲んでいつ倒れるのか凝視していると、バリバリバリバリ!!ザザザーッ、ドオオオオン!!と、ダイナミックな音を立てて木が倒れました。
切り倒された木に近づくと、爽やかな杉の木の香りが漂っています。根から水分を吸い上げるので、切株は水分がたっぷり含まれ、触れるとしっとりしています。
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樹齢約110年の木だけあって、数えきれないほどの年輪が刻まれています。台風などいろいろな難を逃れて100年以上も育てられた木で建てられた建物は強いはず。
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