日本人が500年受け継いできた「吉野杉と吉野桧」という伝統

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2018/01/24

奈良県の産業のひとつである「集成材」の製造工場を見学

化粧貼りの作業風景

 

奈良県の産業のひとつである「集成材」の製造工場も見学。薄く削られた木を、一つずつ手作業で貼っていきます。

 

材木の強度を測るグレーチングマシン

 

集成材の製造工程のなかでも、特に奈良県吉野地域が得意とする「化粧貼(けしょう貼り。木材にきれいな吉野材の薄い板を貼り、見栄えを良くする技術)」の工程や「木材の乾燥機、グレーチングマシン、減圧乾燥機で乾燥させた吉野材木の美しさや強度」なども見学。

建築関係者が参加するツアーだけあって、内容が専門的。木材を熟知した方からの質問が飛び交います。

 

伐採現場にドキドキ!!目の前で伐採され倒れる木を眺める

そしていよいよ伐採が行われている山へ。

道なき道を何とか登って行く参加者たち

 

急な斜面をどんどん上に登って行き、樹齢約110年の木の近くまで行きました。思っていたより急斜面で、かなりキツイ・・・。下を見たらかなり高い場所まで来ていた(汗)

気が付いたらこんな高いところまで登っていてギョッ!となる

 

何とか登れたけど、戻る方が怖いかも・・・こんな急斜面で、林業の方たちは仕事をしているんですね。
 

木が倒れる方向に手際よくロープを張る

 

おもむろにチェーンソーを構えるとブィーン!!と大きな音が経ち、その音が山に反響して、何を話しているのかほとんど聞こえない。

かなり離れたところで見学する私
反対側からも刃を入れる

角度を変えたりしながら、チェーンソーの刃を入れていきます。そういえば、昔はこれを斧やノコギリでやっていたんですよね。


息を飲んでいつ倒れるのか凝視していると、バリバリバリバリ!!ザザザーッ、ドオオオオン!!と、ダイナミックな音を立てて木が倒れました。

 

 

切り倒された木に近づくと、爽やかな杉の木の香りが漂っています。根から水分を吸い上げるので、切株は水分がたっぷり含まれ、触れるとしっとりしています。

切りたての切株に触れると想像以上にしっとりしている

 

樹齢約110年の木だけあって、数えきれないほどの年輪が刻まれています。台風などいろいろな難を逃れて100年以上も育てられた木で建てられた建物は強いはず。

 

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