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銭湯研究の第一人者・町田忍氏がこっそり教える、都内のレトロ銭湯

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2018/03/10

貫禄のある銭湯「明神湯」

大田区の住宅街に佇む昭和レトロ銭湯で、昭和331958)年に建てられた、典型的な宮造りの東京型銭湯である。しかし、外観、内装、番台など、ここまで創業当時の姿をほぼ完全に残している銭湯は都内にそう多くはない。

外観は、入口にカーヴを描いた唐破風という飾り屋根を採用した豪華な造り。貫禄のある木製番台、脱衣場の高い格天井(お寺などに用いられる建築様式)、枯山水の坪庭、レトロなマッサージ椅子、年季の入った体重計などが名脇役として頑張っている。さらに燃料は木材を使用お湯も井戸水を使っており、現在ではむしろ贅沢な銭湯と言えるだろう。

これほどのレトロ銭湯ゆえ、当然いろいろなメディアで注目されており、TVコマーシャルや映画のロケ地等現在も引っ張りだこである。

湯船奥の壁には、大正元(1912)年に東京・神田の銭湯「キカイ湯」で初めて描かれて以来、東京銭湯の名物となった「富士山のペンキ絵」が客を出迎えてくれる。この富士山は、現役の銭湯絵師としては最高齢となる御歳82になる丸山清人さんの力作。明神湯のご主人曰く「建物の維持費のために働いているようなもんです」と笑って話してくれたのが印象的だった。

 

明神湯
住所:大田区南雪谷
5-14-7
Tel:03-3729-2526
定休日:51525日。日、祝は翌日休
営業時間:16:00-23:00

 

写真提供:町田忍

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銭湯研究の第一人者。エッセイスト、コメンテーター、写真家としても活躍中。

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