どこを向いても美女看板。目のやり場に困る中国のランジェリータウン
とにかくブラとショーツに関するあらゆる店や工場が集まる街なんである、陳店は。
そしてズラーッと建ち並ぶ女性用下着関連商店の狭間にちょこんちょこんと点在する、狭い間口でニッチ的に営業しているのが大人のおもちゃ屋というのはどういう組み合わせなのだろう。まあ、違和感がないといえば違和感がないけれど。
ああ、フツーの男として一度はこんな陳店みたいな町に住んでみたいなあ。
ところで無数の下着看板を眺めていて気づいたことがある。ブラとショーツ姿のモデルさんたちのほぼ全員が白人だということ。やっぱりあれなんですかねえ、白い肌とか青い瞳とかバランスのとれたプロポーションとか長い足とか、つまり白人の身体的特徴がなんとなく高貴でラグジュアリーなイメージとシンクロしてしまうようで、われわれ日本人のあいだにも白人への憧憬が根強くあるけれど、これらの看板群を見ていると中国人も日本人同様のコンプレックスというか、白人に対する憧れみたいなのがあるんだろうなあと推測できる。
どんなに中華民族は偉大なりと政権が訴え続けたところで、中国人民の心中に巣食う白人コンプレックスが一朝一夕に霧消することはなさそうだ。
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