待ってろよ絶景。滋賀で出会える3つのスペクタクルな景色
豪華遊覧船から見る「湖上の絶景」へ
山から(空から)の絶景を楽しんだあとは、ゆっくりせずにすぐにまたバスに乗り、JR志賀駅へ戻ります。ここから再び湖西線に乗り、今度は大津京駅で途中下車します。そう、目指すは、湖です。
JR湖西線で南下。
電車に揺られること約30分、大津京駅で下車します。ここから、京阪電車の京阪大津京駅に乗り換えます。乗り換えには一度駅を出て500メートル直進します。そして京阪電車で5分、「びわ湖浜大津駅」で目的地に到着です。
電車を降り改札を出たら右の方に歩くと、すぐに湖が見えてきます。放水が描き出す翼のような巨大なカーブが観光客を出迎えてくれます。
近くの建物との対比で、放水のスケールがわかるかと思います。運が良ければ虹が見えることも!
湖岸は、どこまでも広々とした芝生が広がっています。どうです、この解放感。京都市内と違って人がほとんどいませんね。
本当に人が少ない。伏見稲荷の行列も、京都の四条通りの喧騒も、八坂神社や知恩院を通るバスの混雑ももう忘れましょう。
びわ湖を要する大津市は、世界の様々な都市と友好関係を結んでいます。こちらは、観光遊覧船を運営する琵琶湖汽船が、台湾中部の南投県と友好協定を結んでいるという証明です。南投県にも「日月潭」という淡水湖があるのですね。台湾旅行の際は、友好の証として、立ち寄ってみたいですね。
びわ湖遊覧船「ミシガン」です。こちらは、滋賀県と友好姉妹都市である、アメリカ・ミシガン州との国際親善を祈念して、ミシガンと命名されました。
船が港に停泊すると、観光客が乗船窓口に並び、港に陽気な音楽が響き渡ります。こんなにたくさんの人がどこにいたのでしょう。それでも、大混雑ではありませんが。
今から36年前に就航した外輪船ミシガンのテーマは「非日常」。ゲートをくぐるとそこはアメリカ南部のようでした。
豪華な船内です。木目調のゴージャスな内装に驚きます。
ステージショーなどの船内アトラクションが見られる大広間。両サイドは全部窓になっていて、ステージと船上からの風景を同時に楽しむことができる贅沢な設計です。
海賊に扮したスタッフが、クルーズのスタートを盛り上げてくれます。
乗客の代表がドラを鳴らすと、それに合わせて船が港を後にします。
大広間の窓からの風景です。陸地がどんどん離れていきます。
船尾外側についた、巨大な赤いパドル。これが大きく回転することで船が前進しています。
最上階は360°パノラマビュー。青い湖の真ん中、青い空の真ん中は、本当に爽快です。
ガラス張りの船長室を後ろから見学することができます。船長の制服と、複雑に並んだ計器類が、クー、カッコイイ!
日の光を受ける日の丸がはためいています。そのバックには、豊かな湖。その向こうには湖岸のビル群。そしてその背後には、比叡山の稜線。まさに非日常です。
輝く湖を見ると、何かを後にしてきたような切なさが胸にこみ上げます(ぐるっと回るだけだけですが)。
レストランフロアです。ゆっくりくつろげるふかふかのソファに、赤い絨毯、そして天井にはシャンデリア。ここも非日常感が半端ないって!
一つ一つのシャンデリアがこの豪華さです。
今回は周遊せずに隣の港・におの浜観光港で途中下船します。船首のクルーが爽やかスマイルで見送ってくださいました。ここで降りたのには理由があるんです。