水もワインも雨あられ。ヘミングウェイも描いた牛追い「サン・フェルミン祭」
華々しい開会宣言
サン・フェルミン祭は毎年7月6日の正午12時ちょうどに開会宣言がなされます。行われる場所はパンプローナの「Ayuntamient(市庁舎)広場」。フェスやライブ会場のような満員の群衆がナバーラ州の紋章が描かれた真っ赤なスカーフを掲げて開会宣言を見守ります。
開会宣言を行うのは主にスペイン各政党の政治家ですが、過去にはサッカー選手などのスポーツ選手が勤めることもあったようですね。
開会宣言では「サン・フェルミン万歳!」という掛け声とともにロケット花火が打ち上げられ、9日間の大イベントが開始されます。
ちなみに、スペイン国内ではこの開会宣言のはもちろん、牛追いの様子やサン・フェルミン期間のパンプローナの様子がリアルタイムでテレビ放送されます。パンプローナのお祭りではありますが、スペイン全土で関心を集めるお祭りでもあるわけですね。
私も開会宣言のときに市庁舎前に行きましたが、人、人、人!でまったく前に進めません。かと思えば後ろからぎゅうぎゅうに押されたり、ものすごいモッシュが起こって近くのおばさんと脇に逃げると言う体験をしました。
ワインは降ってくるわ水はふってくるわで「やばいな、ここ」と言うのが素直な感想です。ハメを外して騒ぎたい方にはこれ以上無い場所ですね。
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