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考えるな、トマトを投げろ。無心で騒げる奇祭「La Tomatina」

Haru
Haru
2018/12/11

前夜祭から超ド派手にスタート

スペイン人たちは本当に宵っ張りの生活を送っていますが、ことFiesta(フィエスタ、お祭りのこと)の時期になると、その体力たるや尋常ではありません。

image by:Migel/Shutterstock.com

ブニョールの駅を降りるとあちこちで屋台が出されており、飲食店はどこもかしこも人だかり。お祭りの会場になる広場は酔っぱらいであふれています。スペインのお祭りの雰囲気を味わうには前夜祭に参加してこそですね。

もちろん、観光客だけではなくブニョールに住む人々も、家の外のテラス席などでお酒を飲んだりしていますよ。

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“La Tomatina”はスペインのお祭りでは珍しく、まったく宗教色のないものなので、正装もなにもありません夜通し飲んで食べて騒いで道端でちょっと寝て、次の日の11時になったらトマトを投げまくるという、なんともクレイジーなお祭りなのです。

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ブニョールにも宿泊施設はありますが、数が少ない上にトマト祭り期間は予約がいっぱいです。前夜祭に参加するためにはバレンシアでホテルを取っておき、ブニョールに向かう最終列車に乗って徹夜で騒ぐ方法が一番おすすめですね。

荷物は預かってくれるお店がたくさんあります。5ユーロ前後ですから、迷うことなく預けましょう。

トマト、トマト、トマト!トマトがやってくる!

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会場ではまず、“Palo Jabbon”(パロ・ハボン)という儀式から始まります。石鹸をたっぷり塗られ、つるつると滑りやすくなった木の棒の先端に生ハムが縛り付けられており、この生ハムの落下がトマト投げ開始の合図

まずは大人が寄ってたかってこの生ハムをめがけて棒をよじ登って行きます。見ごと生ハムを落下させることができれば、とうとうトマトの登場です。

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スペインの狭い路地をトマトを積んだトラックが何台も何台も通って行きます。そのトラックの荷台からどんどんトマトが投げられ、最終的には荷台を傾けてざーっとトマトを落とします。荷台に乗っているのは市の職員だそうですが、もちろん彼らもトマトまみれ!


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最初は「本当にこれ投げるの?」と少し躊躇してしまいますが、そんなことをしていたらあっという間に真っ赤になってしまいます。誰彼かまわずトマトを投げ合うので、汚れていないとますます標的にされてしまいます。

image by:Iakov Filimonov/Shutterstock.com
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何もかも忘れて、とにかく目の前のトマトを掴んで投げ合いましょう。遠慮することはありません。ただ、掴んだトマトが固い時は、ぎゅっと手で潰してから投げましょうね。そのまま当たると痛いので、ちょっとした心配りです。

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また、足元はトマトであふれてくるので、サンダルは危険です。必ずいらないスニーカーいらない服で行きましょう。夢中でトマトを投げていると1時間はあっという間。大砲の音と共にトマト祭りは終了します。

その後、地元の人々が庭先に出てきてホースで水をかけてくれるので、トマトを洗い流しながら帰路に着きます。

ちなみに、トマト祭りに参加できるのは18歳以上からと決められています。大の大人が国籍も人種も越えてただただトマトをぶつけ合う姿は「なんだこれ!」を通り越して面白くなってきます。

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クールな大人の仮面を脱いではしゃぐ姿って、なんだか素敵に見えるものです。みなさんもぜひ、日ごろストレスを解消しに、トマト祭りに行ってみませんか?意味のないことをしてはしゃぐ、こんなにすっきりすることはありません。ぜひ、体験してみましょう。

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※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。

現在は都内の旅行会社で働きつつ、週末をからめた弾丸トラベラーとして世界各国を旅するアラサー女子

考えるな、トマトを投げろ。無心で騒げる奇祭「La Tomatina」
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